不安で胸が苦しくなった夜に、私が自然とやっていたこと
夜中に、突然目が覚めました。
時計は午前3時。部屋は静かなのに、胸だけがざわついて、息がうまく入ってこない。
理由ははっきりしません。
けれど、「このまま朝まで眠れなかったらどうしよう」「何かあったらどうしよう」と、考え始めると止まらなくなります。
年をとると、こういう不安は体に直接出てきます。
でも振り返ると、私はちゃんと不安に対処していました。
特別なことではなく、長年の生活で自然と身についた方法でした。
① 何も考えず、ゆっくり深呼吸をする
布団の中で、まず息を吐くことに集中しました。
口から、はぁーっと長く吐く。吸うのは自然に任せます。
不安な時ほど、呼吸は浅くなっています。
3回、5回と続けるうちに、胸のつかえが少しずつゆるみました。
「考えを止めよう」としなくていい。
息だけに意識を向ける。それだけで体は落ち着き始めます。
② テレビやラジオを、小さな音でつける
夜中の静けさは、不安を大きくします。
私は起き上がって、音量を絞ったままテレビをつけました。
内容はどうでもいいのです。
誰かの声が聞こえるだけで、「ひとりじゃない」と感じられます。
無音がつらい時、音は心の支えになります。
これは多くのシニアが、無意識にやっていることかもしれません。
③ 体を少しだけ動かして、「今ここ」を感じる
最後に私がしたのは、思い切って布団から出ることでした。
立ち上がって、ゆっくり背伸びをする。
肩を回す。足の裏で床の冷たさを感じる。
それだけです。
不安は、頭の中で膨らみます。
でも体を動かすと、意識が「今ここ」に戻ってきます。
「私は立っている」
「ちゃんと動けている」
その感覚が、不安を現実の大きさまで戻してくれました。
不安をなくす必要はありません。
夜中に不安になるのは、弱さではなく、体からの合図です。
深呼吸をする。
音に頼る。
体を少し動かす。
どれも簡単で、今夜からできることです。
それだけで、不安はちゃんとやり過ごせます。