神戸がBR東京を67-21で圧倒
「1・17」から31年の節目を勝利で飾る 黙祷とともに始まった一戦
ジャパンラグビー リーグワン1部(D1)第5節の注目カード、コベルコ神戸スティーラーズ対リコーブラックラムズ東京(BR東京)の一戦が1月17日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われ、神戸が67-21で快勝した。試合は阪神・淡路大震災から31年となる節目の日に開催され、キックオフ前には犠牲者への黙祷が捧げられた。スタジアムは静寂に包まれ、選手、観客が一体となって震災の記憶に思いを寄せる厳かな時間となった
黙祷を終えた後、神戸の選手たちは『神戸の街とともに戦う』という強い思いを胸にピッチへと踏み出した。FWとBKのバランスの取れた攻撃で序盤から主導権を握り、ホームの大声援を背に、試合を支配していった。序盤はモールを中心に着実に前進し、前半だけで5トライを重ね、34-7と大きくリードし折り返した。
後半も神戸の連続トライで試合を優位に進める
後半に入っても神戸の勢いは衰えなかった。キックリターンからの展開やセットプレーからの押し込みなど、FWとBKの連携が冴えわたり、次々とトライを積み重ねた。特にロックのブロディ・レタリックは前後半を通じて4トライを挙げ、圧倒的な存在感でチームを牽引した。
BK陣も素早いパスワークとスペースを突くランで得点機を量産し、後半にも5トライを追加。合計10トライ、67得点という今季最多得点での勝利となった。一方、BR東京も後半に2トライを返して意地を見せたが、神戸の勢いを止めるには至らなかった。
勝利こそ“神戸のため”と更なる前進を誓う
神戸はこの試合で成績を4勝1敗とし、勝ち点を伸ばして上位争いに名乗りを上げた。試合後、選手たちは、この日に神戸でプレーできることの重みを口にし、勝利で締めくくれたことに特別な思いをにじませた。この試合は単なる白星以上に、震災の記憶を胸に、前へ進む神戸の姿勢を示す象徴的な一戦となった。
取材:KatsuyaYabu / SportsPressJP