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世田谷のお庭造り

2026.01.22 23:00

お庭づくりは新たに一から手がけることもありますが、実際には「リガーデン」と呼ばれる改修工事のご依頼が多いかもしれません。

近年の住宅事情をふまえると、ここ世田谷では南側にゆったりとした庭を設け、四季折々の緑の移ろいを楽しむ――そんな贅沢はなかなか難しくなってきたようです。

それでも庭竹程度の事業規模でも、お庭の改修工事を任せていただき、存分に植木屋の技術と経験を活かし、古い教えにセンスを加えて、世田谷らしいスマートなお庭を作らせていただいています。

竹垣や景石、砂利といった日本庭園の要素は、今ではむしろ外国の方のほうが好まれているのかもしれません。いわゆる「クールジャパン」と呼ばれる文化の一端なのだろうと感じています。

私自身は、大正生まれの頑固な親方から昔ながらの仕事を叩き込まれましたが、その親方の時代と比べても、お客様のお庭に対する考え方は、時代とともに確かに変わってきています。

親方にはよく言われました。田舎の旅館じゃないんだからごてごては駄目だよ。華奢なくらいスマートな方がいいと。

庭づくりは、面白くもあり、同時に難しいものです。若いころは、どうにかして個性を出そうともがくものですが、やがて目が肥え、良いものが見えてくるようになると、かつて自分が手がけた庭の粗が目につくようになります。

それは職人としての成長の証でもありますが、お庭はそう簡単に造り直せるものではありません。だからこそ、未熟だった頃の自分の仕事と、いつまでも向き合い続けなければならないのです。

以上、世田谷の植木屋『庭竹』でした。