洗練されたものは繰り返す程に。
2026.01.20 10:40
お正月からやっとのおやすみで 8回目の映画『国宝』へ。
これほどまでに、映画館に通い詰めた作品は生涯で初めてかもしれません。
何度観ても、そのたびに新しい気づきがある。最後には言葉では表せない程の多幸感に包まれ日常の溜まったストレスや人間界の澱(おり)が、洗い流され清らかになっていく感覚があります。
きっと私は、映画を観に行っているというより、自分をメンテナンスしに通っているのだと思います。
涙が止まらなくなるラスト。主人公が国宝となり舞う、歌舞伎演目「鷺娘」。
白鷺から姿を変えた娘が叶わぬ恋に悶え、執着と苦しみの中で命を燃やし尽くし、純粋な美へと昇華していくその姿は、芸の道にすべてを捧げた主人公と、今を必死に生きる自分自身の姿にも重なりあの舞を見終えたあと胸の奥に残るのは、説明できないほどの余韻と静けさ。命をかけ生ききった者だけが、最後に見る景色。
自分も映画を観る事で、浄化されクリアになっていく感覚。
普通に生きているだけで誰でも、重たいものは気づかないうちに日々溜まっていきます。
意識的に自分をクリアにする時間は、特別なことではなく日々のケアの1つなのだと感じています。
削ぎ落とされ、洗練されたものは、繰り返すほどにその神髄を見せてくれます。
映画、ヨガ、シンギングボウルの倍音。
これらは私をニュートラルに戻してくれる大切なセルフケア。
今日もまた、
静かに自分を調律し、
新しい一日へ。