境内の道路拡張工事が始まりました。(2月上旬に通行止予定)
境内建物の整備を行なってきた令和7年でしたが、今年もインフレ対策として境内の整備やリノベーションを加速していきます。本日より、庫裡の奥にある道路拡張工事が始まりました。こちらは江戸時代から続く安洞院の古い檀家の方や、昭和40年代に開設された最初の霊園区画など、当院の礎と発展を支えてくださった方々が多く眠る場所でもあります。
昨年夏にはバリアフリーの駐車場を設置し、休憩スペースのベンチなども設置しました。今回はこちらの駐車場へのアクセスを改善するための道路拡張工事となります。
令和7年の10月に職人さんらと共に現場の下見を行い、どこまで道路を拡張できるかの試算を行いました。以前は問題ない道幅でしたが、昨今のミニバンや大型のSUVにはやや狭いものとなってしまい、墓石と植え込みの間のギリギリのところを通行するという状況が続いていた場所でした。
まずは植木の撤去から。40年近く前に植えたものですが、拡幅工事の前にしっかりとした準備を整えていきます。対面通行はできませんが、現在よりも1メートル近く道幅が広くなり、土手を補強する擁壁が入る見込みです。
植え込みを撤去した場所には、境内の雰囲気にマッチした茶色い擬宝珠が施されたガードレールが設置される予定です。景観への配慮をしながら、採光や見通しが良くなることで、景観の向上と安全性の双方を同時に解決できる妙案です。
お寺のことは何でも知っている、頼れる土建屋さんである有限会社前畑さん(会長の宍戸義信さんは長く当院の世話人です)にプランニングから施工まで全て一任しています。ちなみに、大雪が降る早朝の境内の除雪に入っているのも前畑の社員の皆様です。
駐車場側から西側の庫裡方面を撮影したものです。土手にある植栽、梅やもみじは大切に残しながら作業を進める予定です。
今回の工事が完了することで、こちらのバリアフリー対応への駐車場までのアクセスが格段に良くなります。このエリアにお墓を持つ古い檀家の方々が徐々に高齢化されており、何とかできないものかと考えて考えて、昨年の駐車場拡張から今回の工事に至りました。
毎回職人さんらの仕事を見ていて思うことですが、土木の技術というのは本当にすごいです。山を削り谷を埋め、大地を切り拓いて暮らしを支えていく。当院のような山間地のお寺がこうして現代に存在するのは、数百年の土木の技術の粋があってこそ。そんなことをしみじみと感じた1日でした。
寺報でお知らせいたしますが、2月の上旬ごろの2週間ほどは工事のために通行止になる見込みです。ご理解とご協力のほど、お願い申し上げます。
住職