千切りキャベツ考
2026.01.26 06:04
突然ですが、我が家は毎朝大量の千切りキャベツを食べます。起きたらまず千切りするのが日課なのですが、うまくいく時と、なんかしっくりこない時があるんですよね。
今朝はなんかしっくりこず、もやもやしていたところ、ふと先日の生徒さんの言葉を思い出しました。
「先生に筆を持ってもらって書くと、すごく軽いですね。私、力を入りすぎなんでしょうか?」
そういえばちょっと力んでいたのかも・・・と包丁を持つ手に気づいたのです。
千切りが気持ちよくできているときは、どういう時だろうか。
シャキシャキ切る感覚がすーっと手に伝わってきて、切れる感覚を楽しんでいるくらい気持ちがいい時、やはり肩に力は入っていないなと思ったわけです。
例えば陶芸なんてダイレクトに素材の土を触るわけですが、ものづくりは素材に触れる指先の感覚が命だと思うんですよね。
書も筆を介してはいますが、筆先が紙を触っていく感覚、筆の毛が紙の上を滑りすぎず、程よく繊維を捉えながらもなめらかで指先に伝わる感覚、それが心地よいものであれば、書いていてとても気持ちがいい。その感覚に集中しているときは、没頭してしまいます。でもなかなかいつもそうはいかないですけどね。
何より道具は大事で、包丁がよく切れるから、まな板がどっしりと安定しているから、素材が新鮮だから、そして肩の力も抜けているから、あの軽快なシャキシャキが実現でき、千切りキャベツは時として楽しい。
お稽古も千切りキャベツも苦行ではありません(笑)
千切りキャベツ、楽しく続けていこう。
たまに一人で登るさぬきのゆる山道