20年越しの伏線回収をしている気がする
さっき作ったリールを見て、
自分でも少し笑ってしまった。
ちゃんとランウェイで、
ちゃんとコレクションで、
しかも一人で、普通にできている。
今の時代だから、AIがあるから、
そう言ってしまえばそれまでなんだけど、
どうもそれだけじゃない感じがしている。
あの頃の私は、セレクトショップにいた
22年くらい前、
私はハイブランドを扱うセレクトショップにいた。
ドルチェ&ガッバーナ、クロエ、
ヘルムート・ラング、ディオール。
いわゆる「服を売る場所」だけど、
実際にやっていたのは、
服そのものより世界観を扱う仕事だったと思う。
あるとき、社長に言われた。
「VOGUEを読みなさい」
意味は、特に説明されなかった。
流行を覚えろとも、
売れるものを研究しろとも言われなかった。
ただ、読む。
当時は、よくわからなかった
正直に言うと、
当時の私はVOGUEを
「完全に理解していた」わけじゃない。
でも、
・写真の余白
・言葉の少なさ
・説明しないのに伝わる格
そういうものを、毎月、何年も浴びていた。
理解じゃなく、
身体に入っていたんだと思う。
今、同じことをしている
Etsyのショップを整えて、
商品説明を削ぎ落として、
ランウェイ動画を作って。
Geminiの百貨店みたいな説明に違和感を覚えて、
「これは私の世界観じゃない」と判断している自分がいる。
誰かに教わったわけじゃない。
でも、わかる。
説明を足すと、格が落ちる。
余白があると、世界が立ち上がる。
これ、完全に
あの頃やっていた編集感覚だ。
AIは、代わりに考えているわけじゃない
よく「AIに任せている」と言われるけれど、
私の感覚では少し違う。
AIがやっているのは、
私の中にすでにある感覚を
ものすごいスピードで形にしてくれること。
だから速い。
だから迷わない。
自分がどこで違和感を覚えるかも、
どこで「これだ」と感じるかも、
もう身体が知っている。
伏線は、ちゃんと回収される
22年前、
意味がわからないまま浴びていたもの。
売ることより、
編集することを教えられていた時間。
それが今、
AIという道具を手にしたことで、
ようやく同じ地平で使えている。
ああ、
あの頃は練習だったんだな、と
今になって思う。
昨日のリールは、その続き
昨日作ったリールは、
「新しいこと」じゃない。
ずっと身体に入っていたものが、
今の環境で、自然に再生されただけ。
だから無理がないし、
ちょっと笑ってしまうくらい自然だった。
20年分の伏線回収は、
たぶん、まだ続く。
でも少なくとも今は、
ちゃんと自分の手で
世界を編集している感覚がある。
👗 Art-T & ThingsのCM完成
P.S. ドルで価格をつけているため、円安になると、ちょっとお得な日もあります。