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Daisuke & Kana

こんな話を聞いた。

2018.01.02 14:27

ぼんやりテレビをつけた部屋の中に一人いると視線を感じる。

自分以外誰もいないのに、見られていると思われてならない。

あたりを確認しても異常はないから、自分の杞憂だと考えるしかない。

 

でも、感じる。

 

確かに感じるのだ。

視線を。

見られているのを。

 

何度気のせいだとごまかしても。

何もない、誰もいないと言い聞かせても。

ぎりぎりと全身を毛穴から締め付ける圧迫感。

 

動けない。

 

もう動けない。

番組の音が響く。

お笑いタレントとスタジオの明るい笑い声。

 

音声が遠い。

画面を見ているのに意味が伝わってこない。

頭に入ってこない。

 

感じる。

 

でもどこなのかわからない。

自分の死角からなのか……。

無意識に総毛立つ。

 

ふと気付く。

 

凝視。

そうだ。

これは凝視なのだ。

 

じっと見つめられている。

どこから。

どこから?

 

恐い。

 

誤魔化したい。

眼を逸らしたい。

逃げ出したい。

 

今すぐに。

祈る。

救いを求めてテレビに集中する。

 

……画面の中のお笑いタレントが、じっと、こちらを見つめていた。

 

 

 

 

 

 

※途中から嘘です。