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生誕した会場・東京ドームで獣神サンダー・ライガーが引退!

2019.03.07 10:13

(画像は自分が撮影したもの使用しています)

 3月7日、新日本プロレスの一夜明け会見で、獣神サンダー・ライガーが来年の1月4日、5日に開催される東京ドーム2連戦で引退することが発表された。


 前日の6日、石森太二の保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦、この時のライガーは現在出来る事をフルに出したが、石森のYESロックの前に無念のギブアップを喫したが、見ていた自分らはライガーはまだまだやれるじゃないかと思わせていたが、自分的には勝って欲しかった、そして現実は甘くなかった。だがそれを一番痛感していたのはライガー自身だった。


 2014年にライガーは「ライガー最終章」発言をしてから5年、ライガーには常に引退という声がよぎっていたが、まだやれるという気持ちも残っていた。2月11日の大阪でIWGPジュニアヘビー級王者から指名を受けたライガーは「お前、後悔するぞ。あんまり大人をからかうもんじゃない。坊主、お前が逆指名するなら、俺はいつでもどこでもそのベルト、もらいに行くよ」と発言したときは、ライガー自身もまだまだいけるはずだと思っていたはずだったが、石森のYes Lockでギブアップを奪われたことで、現実は甘くないことをファンだけでなくライガー自身も痛感させられ、踏ん切りをつけるきっかけになった。


 自分にとってライガーは何なのか?新日本プロレスに誇りを持つ、まさにミスター新日本プロレスである。新日本も数々の離脱劇があったが、ライガーは新日本プロレスを取った。それはなぜかと言うと体制は変わっても新日本プロレスは新日本プロレスである。だから全日本プロレスの渕正信が全日本プロレス一筋で通したように、ライガーも新日本プロレス一筋で通したのだ。


  そのライガーも来年1月の引退する。引退の場も自身が生誕した東京ドーム、生誕した地で始まり、生誕した地で終わる、まさにライガーの終焉に相応しい会場なのかもしれない。


  新日本プロレスに誇りを持ち、一筋で通したライガーの真の最終章、じっくり見定めていこう。