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寄り添い通話フラット

雪は大変。それでも懐かしい

2026.02.19 04:45


今年は、大雪のため生活に支障が出た年でした。

雪が降ると、大人はまず交通の不便さや安全のことを考え、心配になります。一方で、子どもは空から舞い落ちる雪を見て目を輝かせ、降ってくる雪の結晶をなめてみたりします。

雪が積もれば、大人は本腰を入れて雪かきを始めます。腰や手首を気にしながら、黙々と雪を運びます。けれど子どもは、雪だるまを作り、雪合戦をし、遊んだ雪を家の中にまで持ち帰ろうとして叱られます。

雪国に住む年配の方が、命がけで屋根の雪下ろしをしている様子を、以前の私は「大変だなあ」とどこか他人事のように見ていました。

しかし、気候変動の影響でしょうか。比較的雪の少ない地域に住む私の暮らす場所でも、今年は豪雪に見舞われました。慣れない雪の量に、私は正直パニックになりました。自然の前では、人はこんなにも無力なのだと身をもって知った冬でした。

それでも、雪を無邪気に喜んでいた幼いころの記憶は、消えていないようです。

ふわふわの雪が、しんしんと音もなく降り積もっていく風景は、窓から眺めるだけならどこか風流で、心を静かにしてくれます。小学校のころ、友だちと追いかけっこをしながら雪を投げ、投げられ、手袋をびしょびしょにしながら笑っていたこと。雪の日になると、そんな思い出が毎年のようによみがえり、懐かしい気持ちになります。

子どもは、どんな状況でも遊びを見つけるものなのですね。

『同志少女よ敵を打て』で逢坂冬馬さんが描いているように、極限状態にあっても、子どもは遊び、笑います。その姿に、人が生き抜くための力を感じることがあります。

世代をこえて、雪に親しみ、雪とともに生きてきた人々の知恵があります。大雪のときにどう備え、どう気持ちを保つのか。今年の経験を通して、来年はもう少し落ち着いて冬を迎えられるよう、準備をしておこうと思いました。

雪の日は、外に出られず、人と話す機会が減ってしまうこともあります。特にご高齢の方にとっては、心細さを感じる時間かもしれません。

そんなとき、昔の雪の日の話や、子どものころの思い出を、誰かにぽつりと話せるだけでも、気持ちが少しあたたかくなることがあります。もし、話し相手がほしいなと思う瞬間があれば、無理のないかたちで、ゆっくりお話を聴くお手伝いができたらうれしいです。