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雪が舞う Vol.266

2026.01.29 17:10

雪が降るかもしれない。
そう言われていた今日(もう昨日か)だけれど
結局
雪が降ることはなかった。


私は東京生まれなのだが
祖父母や親戚が使う山梨の言葉を
小さい頃から聴いていた。

そして、その中に1つ
とてもきれいな言葉だなと
思っていた言葉があった。

それは
「雪が舞ってきた」
というものだ。

「降る」ではなく
「舞う」という表現
なんと美しいのでしょう。

空から
踊るように
ひらひらと舞い降りる雪。

この言葉はおそらく
ずっと降っている雪ではなく
降り始めの雪に対して使われるものなのではないだろうか。


そして
この「雪が舞ってきたよ」は
あまりにも日常的に
甲州弁ネイティブの女性の口から発せられることから
「美しい表現ですね」などと
相槌を打つ隙を与えてはくれない。

でも、私は
この言葉に出合うと
いつも
「ああ、素敵な表現だな」と思っている。

いつか、だれかに
この相槌を言える日はくるのだろうか。
はてさて。


雪は降ってほしくない
でも
少しくらいなら
舞ってくれてもいいよ。


そんなことを思った
今夜(いや昨夜)。