賃貸物件のメンテナンスで節約してはいけない部分 2019.03.08 00:00 こんにちは。住まいのおせっかい家です。雨の中、おせっかい家に賃貸物件の管理について、ご相談に来ていただきました。不動産屋での勤務経験もあり、管理物件のメンテナンスで、現場確認などもしていたので、住まいだけでなく賃貸物件のご相談も承ります。自分の住まいと違って、誰が住むか分からない賃貸物件。 手をかけた方がいい場所と、あまりかけすぎない方がいい場所があります。建物を維持するのに、重要な部分は、今後の資産価値のためにも、お金や手間をかけることを、おすすめします。DIYで出来る部分と、プロに任せた方がいい部分の、見分け方を、おせっかい家のショールームを例にして、説明しました。おせっかい家のショールームの場合、プロに頼んだのは・和室の畳をカーペットに変更する工事・トイレの取り替え工事・トイレの手洗い設置工事・クロスとクッションフロアの内装工事・玄関の段差解消用の造作工事・玄関前の階段の手すり設置工事・壁埋込ポストの設置工事 DIYした部分は・スペインタイルの設置・壁の漆喰塗り・階段の床用シート貼り・手すりの塗装・塀のペンキ塗り・庭の木材のペンキ塗り・外水道周囲のモルタル塗り建物の構造に関係する部分、危険性があったり、機能に直接関係する部分は、プロに頼みました。デザイン的な部分は、自分で時間をかけて悩みながら、DIYしました。賃貸物件でも、プロに頼んだ方がいい事と、時間や手間を惜しまないなら、自分でやるのも、おすすめな部分があります。今回、賃貸物件のメンテナンスの話になり、鉄骨の階段部分でも、「自分で届きそうなところは、DIYした方がいいですよね。」と言われ、おせっかい家の返事は「No」でした。一見、工事代金の節約になりそうですが、他の手が届かない部分は、プロに依頼するつもりとの事なので、「意味がない」と、はっきりお伝えしました。プロに依頼する部分は、下手に手を出さない方がいいのです。しかも、建物の構造に関わる部分なので、節約しようと安易に手を出すのは、逆効果です。特に外部の塗装工事などは、下地の調整なども重要な作業です。塗装の劣化にも繋がる部分ですから、キチンとプロに依頼した方が良いのです。プロの職人さんの経験や知識、道具を使ってする技術は、素人が簡単に出来るようになるものでは、ありません。だからこそ、人件費が一番高いのです。工事代金を節約しようとして、一番削ってはいけないところを、削らないように気をつけないといけないですね。