ちいさなものがたり

ラタキアの香り…

2019.03.07 16:37

ラタキア。


まーパイプやらなければ全く縁のない

響きでしょうね。


シリアのとある港町発祥の

くっさいタバコ葉の燻製の事です。


下手すると喫煙者であろうと

パイピストでさえ敬遠する人も

いると聞く。


簡潔に分かりやすく言えば

正露丸の臭い、そのものです。


僕も部屋にいる時しか燻らせる事は

無いのですが、これだけ聞くとこの人

ヤバい人だと思われるかと(笑)


しかし所謂クールスモーキング、

口内喫煙の吹かしでチビチビと

燻らせるとあら不思議。


どこかスパイシーで甘みのある

独特の旨味が広がる訳です。


パイプタバコとは味と香りを

純粋に楽しむもの。


休日なんかほぼ一日中咥えながら

火を着けては消して、吸いたいときに

燻らせる。


コーヒーとともに物耽り、そして

制作のお供には最高のアイテム

だったりします。


1日の締めに、ラタキアの香り。

その紫煙に様々な想いを馳せて。