手仕事『甘辛ごぼう』
ごぼうは日本では当たり前の野菜ですが海外ではほぼ食べられていない野菜。声楽家はアクの強い牛蒡を食べないという話を若い頃聞いた記憶があります。彼曰く「ごぼうのあの香りがたまらず好きだけれど食すと喉に影響がある」と残念そうでした。海外でレアなごぼうは日本ならではの野菜とも言えます。また地味そうで実は超実力派の野菜で不溶性・水溶性の食物繊維がどちらも豊富で腸内環境を整えてくれる名脇役です。私は小さなお子さんをお持ちのお母様には根菜類をなるべく多く摂取させるよう伝えていますが、健士類の中でも見落としがちなのがごぼうです。今回はそのごぼうを使って大人も子供も満足できる箸休め的甘辛ごぼうを取り上げます。常備菜として準備しお弁当の隅っこに少し入れてみるのも良いかもしれません。
使用する道具はタレを作るマドラーです。ごぼうは転がり易く切るにも力が必要なのでお母様が行ってください。
材料はごぼう240g、醤油20cc、みりん20cc、砂糖15g、お酢15cc,、片栗粉15g、米油20cc、炒りごまお好みです。
ごぼうは栄養素を温存させるということで包丁の背で軽く表面を削り洗い流し、キッチンペーパーで水気をきれいに拭き取り乱切りにします。乱切りした後色の変化を気にする方は酢を少量入れた水に浸しますが、そうすると水溶性の食物戦士などの栄養素が流れ出てしまうので私は一才水には浸しません。
米油をフライパンに引いたのち、片栗粉を塗したごぼうを入れ揚げ焼きにしていきます。あっさり仕上げるために米油を少なめにしています。一気に焼き目をつけたい場合は少し多めに入れて焼き目がついたら油切りしてください。
ごぼうに焼き色をつけている間に甘辛タレを作ります。子供向けに唐辛子を入れていませんので、大人用に作る場合は輪切りの唐辛子をここで入れます。
タレを焼き目がついたごぼうに流し込んで絡めていきます。ここで味の調整を行ってください。酒の肴にするのなら少し醤油を足し一味や七味をかけると日本酒に合います。少し辛味が苦手な場合は糸唐辛子をアクセントにしても良いでしょう。仕上げに炒りごまをお好みでかけて完成です。
常備菜にもなりますし、お夕飯の仕上がりまで待てないお子さんに先に摘んでもらうと食物繊維が取れます。