スナップ『実際のメンタルローテーション』
ここ数年の課題であった我が家の照明器具の交換を先日行いました。ここで必要になったのが足場の設置です。何よりも足場を組む業者さんのメンタルローテーション力に大変驚きました。数分我が家をぐるっと見回した後、あれよあれよと足場に必要な道具を搬入してわずか30分ほどで作り上げてしまいました。
私も興味があったので足場を組む時に最も重要なことは何かと質問をしたら間髪入れずに「安全です」と答えてくださり、足場の組み立てで最も重要で安全の鍵を握るのがベースジャッキと呼ばれる道具を水平に配置することだそうです。ここがズレると全部が危険な状態に陥るということでした。これは本当に子育てに似ていると感じてなりません。
この足場の中央にカメラを入れるとそのアングルを見て、懐かしいジャングルジムを思い出しました。ジャングルジムで遊ぶこともたちがメンタルローテーション力を獲得しているのは有名な話ですが、足場を組む職人さんたちは毎日その中に身を置きメンタルローテーションを鍛えていることなんだということで、日々の鍛錬がいかに重要かも子供の学習にとり習得とにも似ています。
実際に色々な方向からものを見るという経験を職業になさっている職人さんの凄さを見たと感じましたが、さらに照明器具を扱う電気技師の方達が「腕力脚力共に使って全身ポカポカ」と話をされていたので足場を組む職業の方は握力、腕の引きつける力、体幹、肩の可動域と安定性、リズム感・タイミングが秀でていることにも気付かされました。一つの職業の中に子供たちの発達の中に必要とされるいろいろなことが含まれていることに改めて驚かされました。
子供達には身近にある工事現場などの足場に目を向けて「上から見たらどのように見えるのだろうか」「建物の下に入って上を見上げたらジャングルジムにいるようなものなのか」「どのような身体的力を必要とするか」など想像の翼を広げてほしいと考えます。
日本よりいち早く職業のAI化が進んでいるアメリカではこのようなブルーカラーの職業の方の給与がものすごく高くなっていますが、AIには取って代われない技術者の強みが日本にも間も無くやってくるのでしょう。