2026年 2月1日
今回の冬は普通に寒いように感じる。少なくとも暖冬といった印象はない。山の小川でも、流れの止まっているとうな場所では氷が張っているし、渓流で水しぶきが飛ぶところでは、鍾乳洞の石みたいな形に成長した氷が出来ている。何でも諏訪湖では、久しぶりに御神渡りが見られるのではないかと期待されているそうな。
とはいえ、山中湖の湖面は氷結していないという話も聞く。冬らしい寒さとは言え、昔の寒さとは違うのだろう。
寒さがあまり緩まないので、関東地方に降水がない。関東の冬場で降水と言えば、関東の南岸を通り過ぎる低気圧の影響で降るものなのだが、こういう低気圧って、冬型の西高東低の気圧配置が緩んだ時にやって来る。でも今回の冬って、なかなかそんな状況が訪れず、冬型の天気が続き、関東は空っ風が吹いているだけ。
私が知っている20年前ほどの冬では、12月に入ったら、場合によっては11月下旬でも、そんな低気圧が通過して雪が降ったものだ。そんな雪は丹沢の山に積もって、雪山の景色を見せていた。でも今の冬は、そういった12月の雪がないので、丹沢の標高の高い所でも、なかなか冠雪はしない。
ただ、そんな丹沢でも1月に入って、標高の高い所で冠雪している。それは、低気圧による降水で降った雪とは違うようだ。
私は気象の専門家ではないので怪しい説明になるけれど、寒さが緩んだ時に低気圧が通過して降る雪ではなく、強烈な寒波が襲来した時、丹沢の山に雲がかかる。急に冷え込んが北風が吹きこみ、その風が山にぶつかると風花をまき散らす感じだ。丹沢の山の上だけでなく、牧馬でも雪が舞った(上の写真)。どうも今回の丹沢の降雪は、そんな感じで積もったものらしい。
でもなぁ、こんな小ぶりの雪じゃあ、渇水対策にはならないな。既にニュースでは何度か流れているけれど、南関東の乾燥と渇水は、数十年ぶりという規模になっている。そしてニュースで報じられる際に決まって流れるのが津久井湖の映像だったり宮ケ瀬湖の映像だったりする。なんか天気予報を見てみても、しばらく冬らしい晴天が続きそうなんだよなぁ。降水があったとしても、小規模なものになりそうだ。
しばらく、山火事の心配は続くのだろう。昨年の秋あたりから、全国的に火災の話が続いている。そういえば、こんな天候だと、干し柿作りには最適だったのだろうか。私は作っていないので分からないけれど、暖冬が続いていた時期は、晩秋になっても気温が下がらなかったり、雨が続いて乾燥しなかったりで、上手く干し柿が作れなかったと言う話をよく聞いた。
あんまりカラカラ状態が続くと、水不足にもなるし農産物の不作にもつながって良いことはないかれど、乾燥してたからうまくいった、という事もあるのだろうな。
最近、知り合いの話で良く聞くことがある。それは、「こういう人材が欲しい」と言う話。どんな人材が欲しいのか、才能のある人?、技術のある人?、リーダーシップのある人?、そんな人材を普通に思い浮かべるが、いろんな人から話を聞いて、最近、多いなぁと思う「欲しいとされている人材」に、組織全体を俯瞰してみることが出来て、組織内で調整が出来る人、というのがあった。
もうちょっと具体的に書く。製造業などで、営業に携わる人は仕事を探して、それを見つけては会社に持ってくる。製造の現場では、営業が見つけてきた仕事を引き受けて形にしていく。でも、営業と製造の現場で意思疎通が出来ていないと、製造現場には荷が重すぎる仕事を持って来られたり、どんなに頑張っても納期に間に合わない仕事を持って来られたしすることがある。こんな事が続けば組織内で対立が生じてしまう。
他にも、経営側は、できるだけ利益を上げたいと考えて事業計画を考える。しかし、時としてそれは、現場の能力を超える計画の場合があり、結果として現場に無理を強いて組織内が崩壊していく事もある。
で、いろんな人が話してくれた「欲しい人」と言うのが、それぞれの立場に即した事情に精通し、それぞれの現場の考えを尊重しつつ、全体の調和を図るように調整し、現実的な解を見つけて形にしていく、そんな人材なのだそうな。
そんなスーパーマンみたいな人間が実際にいるのだろうか。無茶な願望ではないかとも思ったけれど、組織全体で「こんな人が欲しい」と思うようになれば、いずれはそんな人も出て来るかもしれない。
それにもしかしたら、これまではそんな人間は、あまり重要視されずに、埋もれていただけかもしれないし。