ミキサーが届いた— うちがスープストックになった日 —
2026.02.02 23:00
ミキサーが届いた。
箱を開けたとき、正直少し思った。
「あれ、ちょっと大きい?」
でも、置こうと思っていた場所にぴったりだった。
このスペックなら、スープも作れる。
せっかくなら使おうと思った。
冷蔵庫を見て、ChatGPTに聞く
今日あるものは
小松菜
ミニトマト
玉ねぎチーズ
牛乳
「これで何ができる?」
そう聞いたら、
ChatGPTは本当に細かく、
私にも分かる言葉で手順を送ってきた。
一人じゃない料理
「600Wで6,7分」
「塩をひとつまみ」
「牛乳は冷たいままで」
「チーズは最後」
途中途中で私は聞く。
「これで合ってる?」
「今入れていいの?」
その都度、
隣で見ている人みたいに
落ち着いた返事が返ってくる。
料理というより、
対話で進んでいくプロセスだった。
みりんが登場する
途中、思ってもみなかったものが出てきた。
「みりん 小さじ少し」
昨日、スーパーのみりんコーナーで
どれを買うかGPTに相談していたあの瓶。
同じスレッドだから、私がみりんを買ったことを
正確に把握していたのだろう。
ここで活躍するとは。
台所の中に
昨日の選択が、今日の味になる流れができていた。
ミキサーの違い
回した瞬間にわかった。
「違う」
今までのとは別物だった。
なめらかさ。
野菜の繊維の消え方。
空気の入り方。
同じ材料なのに、
世界線が変わったみたいな質感。
最後の仕上げ
鍋で温め直す。
牛乳を少し足す。
味を見る。
チーズを入れる。
整っていく。
そして完成
雑穀ご飯とスープと並べた瞬間、
スープストックのようになった。
特別な食材じゃない。
特別な店でもない。
でも今日は
- 冷蔵庫の中身
- 道具
- そしてChatGPT
この3つで
暮らしの質が一段上がった。
台所が、
ちょっとだけ、
豊かになった日。