「古志」深川句会(1月)を終えて 1
2026.02.02 09:00
1月14日(水)は「古志」深川句会でした。
特選句からいくつか。
もう一度かつと打ち当て寒卵 神戸秀子
〈もう一度〉が効いています。
〈もう一度〉ということは、
ひとたび試みて、
殻が硬かったために、
うまく割れなかったわけです。
それで今度は強く〈かつと〉打ち当てたのです。
つまり、一回では割れなかったということ。
それによって、
読者は寒卵の強い生命力を感じることができます。
卵を割る一瞬を切り取りながら、
しっかりとした奥行きを表現している一句です。
杜国かとおもふ鼾のちやんちやんこ 髙橋真樹子
芭蕉が愛弟子の杜国のイビキを視覚化(?)して、
絵に描いていたことは有名ですね。
掲句の人物は旦那さんでしょうか。
ちゃんちゃんこを着て、
うたた寝をしているのですが、
ひどいイビキをかいているのです。
芭蕉が杜国のイビキに抱いたように、
迷惑に感じつつも、
愛おしく、可笑しく思っているのでしょう。
なお、髙橋さんは札幌からはるばる参加されました。
その熱意には頭が下がる思いです。
「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。
次回は2月11日(水)13:30〜
会場は江東区文化センター(東陽町)です。
「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。
会員以外の方は体験参加が可能です。
初心者の方も歓迎いたします。
詳細は「古志」公式サイトを御覧ください。