「古志」深川句会(1月)を終えて 2
2026.02.02 21:00
引き続き、1月11日(水)の「古志」深川句会から。
寒灸や濁世の外の放哉に 小林昌子
寒のうちにお灸を据えると、
とても効きが良いとされていました。
それで寒灸という季語になっています。
たしかに効きそうですね。
世俗の外で生きた尾崎放哉。
そんな放哉に寒灸を据えてやろうという一句。
「灸を据える」というと、
痛い目に遭わせたり、叱りつけるという意味の慣用句になっていますが、
この句においては、素直に労りの意味で読んだほうが良いと思います。
ちなみに今年は尾崎放哉の没後100年。
あらためて注目が集まりそうです。
生かされて大きく丸く河豚の怒気 西川遊歩
怒気が丸いというのが面白いですね。
怒っているのですが、
どこかユーモラスな河豚の様子をうまく捉えています。
ばけばけてみても海鼠はなまこかな 大平佳余子
海鼠には擬態する能力は無いようですが、
もし仮に海鼠が何かに化ける力があったとしても、
やっぱり海鼠はナマコだろうというのです。
なまこという存在の悲哀をうまく表現しています。
「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。
次回は2月11日(水)13:30〜
会場は江東区文化センター(東陽町)です。
「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。
会員以外の方は体験参加が可能です。
初心者の方も歓迎いたします。
詳細は「古志」公式サイトを御覧ください。