【竜操教室 塾長日記】答え合わせだけは勉強ではありません!
2026.02.03 06:01
間違えていたら、バツをつけて赤で答えを丸写し。
いつからこれが当たり前になったのでしょうか。
本来、間違えたり解けなかったりした問題は、
「正解は何なのか」「なぜ間違えたのか」「どうすれば正解できるのか」
を考えるために存在します。
そして、その問いを自分の頭でたどり、理解を積み上げていく過程こそが「勉強」です。
できた問題にマルをつけ、できなかった問題にバツをつけるだけでは、それは単なる「作業」にすぎません。
ところが、小学生のころから計算ドリルで、この“作業としての学習”を毎日繰り返していると、いつの間にかそれが学びの本質だと錯覚してしまいます。
「作業」を「勉強」だと思い込んでしまうのです。
そして不幸なことに、その勘違いを誰からも指摘されなければ、
そのまま大人になっても修正はほぼ不可能になります。
だからこそ、「作業」と「勉強」を意識的に区別しなければなりません。
バツをつけて終わりにするのではなく、間違いの理由をたどり、理解を深める時間こそが、力を伸ばします。
“正解を埋める作業”から、“考える力を育てる学び”へ。
その転換ができたとき、ようやく本当の意味での「勉強」が始まるのです。