手紙に込めていた。重すぎる気持ちは、もう届かない。
2026.02.26 03:50
昔、手紙のやりとりを、だれかとかわしていたことはありますか?
今ではラインやメールで瞬時に会話ができてしまいますが、
それと対照的に
手紙には、良い意味で重みがありました。
なぜでしょうか。
手紙を書こうとすると、どうしても面倒な手続きを踏むことになるからです。
まず便箋、封筒、そしてあるいは切手やシール、を何にするか選ぶ必要から始まり、
相手の住所を明確にしたあと、文字の大きさや行間、余白のスタイルを無意識にも選びます。
文字の癖にさえ自分の性格やその時の気持ちがあらわれます。
すべて書き終えてポストに入れて、ほっとすると同時に返信を期待する気持ちが生まれます。手紙を出して、返事を待って、なんども自宅のポストを確認するときの何とも言えない気持ち。すごく重いことです。
のんびり待つのか。
せかせか期待するのか。
毎日ポストが空でがっかりするのか。
気持ちが伝わったかどうかはなかなか分かりません。
手紙には、しみじみとした味わいがあったのではないでしょうか。
ですが、時代の波ですね。
年賀状の枚数が激減しているようです。
手紙で誰かとやり取りをするのはやはり時代にそぐいません。
重みのある気持ちのこもった手紙が逆に気持ち悪がられてしまうことさえあります。
私たち現代人は、デジタル機器をつかいこなし、すぐさま意思決定することや選択をせまられることが、多々あると感じます。
あるいはあえて選択をしないで先延ばしにという気持ちもすぐに見抜かれているようです。
私もちかごろ、時間をかけて手紙を書くということが一切なくなりました。
だんだん書かないからか、漢字を忘れていっています。
そしてラインの軽さが居心地よくもあります。
みなさんはどうでしょうか。手紙にまつわるお話ぜひお聴きしたいです。