仲間とのひととき〜子育て相談会に参加しました〜
日本知育玩具協会・知育玩具マイスター/認定講師の船越智子です。
昨日の夜、子育て相談会と題した、ZOOMを使ったオンライン会議がありました。理事長と協会の認定講師が、子育て相談や近況報告などをする会です。会議と言っても堅苦しいものではなく、和気藹々と、日頃の子育てに関わる悩みなどをゆるく語り合うものです。
私は今まで、ママ達と子育てを語り合うという機会は、楽しみにして参加するということはそれほどありませんでした。わが子は発達が遅く、子どもたちの姿がうちとよそではあまりにもかけ離れているので、互いの話をしても共感や実感といったことをできることが少なかったからです。わが子を否定され悲しくなるだけ、ということも珍しいことではありませんでした。どちらかというと義務的ですらありました。
今回は同じ理念をもって繋がる仲間のみの参加、私自身も協会の理念やメソッドで子育ての指針を明確にできた経緯がある、などの安心して参加できる土壌があると感じられたので、楽しみに思うことができました。
参加者のお子さんは、2歳〜小学校高学年。今回は、小さなお子さんをお持ちのマイスターたちからの相談がメインになりました。
色々な相談を聞きながら、「うちの子もあった、あった」と回顧することの多いこと多いこと。うちの子は発達が遅めなので起こった時期(年齢)こそ違いますが、相談をされた皆さんのお子さんたちと同じようなことをしていました。我が子の過去を思い出しながら、自然と笑みが溢れます。
いろんなことが早くできるようになる子ども(健常児)を育てるということは、私の子のようなスピードではない早さの成長であるという事なので、親が子の思いに追いつけなくなることもあるのかもしれないですね。また、いろいろなことを吸収していける子であるが故に、いろんな悩みが一気に溢れ、噴出したかのように見えるのだと思います。
理事長は、ひとつひとつの段階を紐解くように、マイスターたちからの相談に対してのお話をされていました。あれやこれやに見える話、困ったことのあれこれのひとつひとつをクリアにしていくことで、相談していたマイスターたちも解決のヒントが得られていたようでした。
私は、発達の遅い子を育てるということで、否応無しに様々なところで勉強をすることになったのですが、それらのあちこちで知識として得たことの中でも多いものに、
「どんな子も遅かれ早かれ発達する」
「発達が遅く一見特別なルートを辿るように見えても、それは決してそうではなく、ごくごく普通の発達を長い時間かけて辿るだけのこと」
というのがあります。これらを理屈として、テキストの文言としてでなく、今回の皆さんの相談を聞きながら、我が子の成長を振り返る機会を通して、まさに"実感"することができました。
そして、素敵な仲間に恵まれている今の境遇を、そして共有しているこのひとときを、とても幸せだと感じられました。
参加して良かったです。