【大雪と、初めての子連れ議会】2026/2/8,9記録
昨日2月9日は、
・議会全員協議会
・議会運営委員会
・広域行政特別委員会 の開催日でした。
前日2月8日(日)、真鶴町には記録的な雪が降りました。
私も仕事を早めに切り上げ、なんとか事故もなく帰宅しましたが、真鶴町に何十年と住んできた方も見たことがないような積雪だとのことでした。
町の子どもたちにとっては人生初めての積雪であり、新しい経験の1ページを楽しむ日となりました。
我が子にとってもそれは例外ではなく、自宅の庭に積もった雪を使い果たしてたくさんの雪だるまを作っていました。
最後の仕上げに息子と共に作った雪だるまは、かなり先鋭的な出来栄えになってしまいましたが…
彼にとっては本当にスペシャルな休日となったようです。
そんな、子どもにとっては恵みの雪。
大人にとっては様々な場面で支障が出ました。
私は雪国育ちですから、「このまま放置すると翌朝大変だ!」と、主人と共に我が家とご近所さんの通勤路の確保(手持ちの道具で雪かき)を急ぎました。
また同日は衆議院選挙の投票日でした。
雪に慣れ親しんだ地域でも大変な運営を余儀なくされた今回の選挙だったと思いますが、そもそも雪が滅多に降らない私たちの町にとっては、選挙事務の運営も非常に大変なものだったと思います。
そんなことを考えていた夕飯時、息子の保育園から緊急連絡が入りました。
「明日の保育園は10時からです」と。
この状況では無理もありません。
ただ、翌日の議会全員協議会の開始予定は午前9時、主人も仕事…。
10時に開所を待っても、保育園への送迎の手段はありません。
(主人の商用車はスタッドレスですが、私の車はノーマルタイヤ、コミュニティバスも終日運休予定でした。)
全員協議会の内容は聞き逃したくない議題だらけでしたが、急ぎ議長へご連絡し、
「残念ながら明日の委員会は欠席させていただきます。」とお伝えしました。
すると議長はゆっくりと、「それはどうだろう。」とおっしゃいました。
その後にどんな言葉が続くのか、急にドキドキしてきました。
「仕方ないですね」という返答しか想像していなかったからです。
「〇〇君(息子の名前)なら、ママのお膝の上でいい子にできるんじゃないかな?」
その言葉を聞いて、本当に驚きました。
次の瞬間、深い感謝の念に包まれました。
私はなんて恵まれた議会の中で議員生活を送れているのだろう、と。
その後、副議長とも相談してくださり、YouTube配信もあるため、息子のプライバシーに配慮して傍聴席での参加をお許しいただきました。
(ご自身も現在進行形で子育てをしている副議長らしい判断だと感じ、こちらにも感謝しました。)
調べてみると、全国的に見れば「子連れ議会」の例はあります。
ただ、理解を得ることが非常に難しいとも書かれていました。
明けて昨日の朝、ツルツルに凍った路面をゆっくり歩いて議場がある真鶴町役場へ向かいました。
息子と歩く通勤路は、足元は悪くても、非常に幸せな往路でした。
役場に着くと、職員さんたちが総出で雪かきをしていました。
そこには前日の夜中まで開票をしていたはずの方々もいらっしゃり、本当に頭が下がる思いでした。
議会のある3階に到着すると、同僚議員の方々が息子共々とても温かく迎え入れてくれました。
真鶴町議会議員は全員自宅から徒歩で来ていました。
それだけでも、町民の代表たる同僚の皆さんの姿勢に触れた気がしました。
思いをすべて書いたら、このブログは果てしなく長くなってしまいますが、最大限の配慮をしていただき、私は無事すべての会議に予定通り参加することができました。
(議会で言う会議とは本来「本会議」のことですが、ここでは便宜上'会議'とします。)
5才の息子は3時間以上、ちゃんと無音を貫きました。
中継をご覧になっていた方から「杏奈さん、今日息子さん一緒だったの!?」と連絡が来ました。
実は、私の目線の先に傍聴席があり、こちらを向いて待っている息子がいました。
持ち物には万全を期したものの、そして無音ではあったものの、息子からは随時さまざまなアピールが来ます。
(トイレ行きたい)(これ食べたい)(暑い…)
そのすべてを目線だけで受け止めながら、通常通りの職務を全うできたかと言うと、正直なところ私は非常に不甲斐ない議員でした。
同僚議員の皆様に本当に全力でご配慮いただいたものの、ご答弁を聞き逃す場面があったり、質問を書いた箇所を見失ったりと、まだまだ「いつ何時も平常心で仕事をすることを学ばねばならない」と深く反省した1日となりました。
ただ、本当にこれ以上はないほどの対応で息子の存在と向き合ってくださった同僚議員の皆さんと執行部の皆様には、心から感謝申し上げます。
→昨日のショート動画はこちらから!
本日の全員協議会は下記のリンクからご覧いただけます。
(全員協議会は協議や審議の場ではなく、執行部からの報告と質問の場です。)
議題としては、
1. 公共施設の管理計画の案と併せて町民対話会やパブリックコメントのご報告
…役場庁舎機能の移転の話を除く、公共施設の統廃合の方向性についての議題です。
2. 地域未来交付金を活用した関係人口創出について
…地域を活性化するための国の交付金を申請し、町に興味を持ち関わったり訪れたりしてくれる人を増やすための取り組み案のご報告です。
3. 小田原市・足柄地区のごみ処理広域化の構想(案)について
…ごみ処理施設は人口の将来予測などを踏まえて一系統化を目標としており、その進め方や案に対するご報告とパブリックコメント開始のご案内です。
4. 地域包括センターの公募型プロポーザルの結果について
…診療所上にある地域包括センターの運営業務の委託事業者が、直営であったこれまで同様、本年10月からも真鶴町社会福祉協議会が候補となったことのご報告です。
5. 道路用地の交換について
…現在町道として使われている個人所有の土地と、同じ方の所有する土地に隣接する町道の交換提案についてです。
6. 旧真崎荘の利活用方法について
…既に一般法人に売却されている旧真崎荘ですが、売買契約に含まれる現状維持をベースとする補修での利用が耐震性・老朽化の観点から難しくなったことにより、協議を続ける旨のご報告です。
7. 庁舎機能移転について…現在健康こども課の移転を終えている情報センター真鶴への今後の移転予定について、現時点での計画説明と報告を兼ねた議題です。
→議会全員協議会の配信はこちらから!
・最後に・
日々、色々なことが起きます。
これは誰の人生においても同じでしょうが、今回真鶴町に降った大雪は町内の漏水箇所を増やし、民間や個人の建物の水道管の破裂をいくつも引き起こしました。
'災害級'ではなく、'災害'だったのだろうと思いますし、今日になってもまだ、町のあちこちで復旧を急ぐ手が動いているのが見受けられます。
ただ、真鶴町は元来温暖な気候の地域です。
気温と地熱の力をこれほどまでに感じたことも、これまでにはありませんでした。
私の地元であれば1週間は凍ったままだろうと思った道路も、次々とアスファルト面を露わにしています。
今日まで「当たり前の生活」があったことに感謝しながら、このような予期せぬ事態に対応出来る町を作って行きたいと改めて感じました。
偶然ではありますが、次の3月定例会の一般質問では「防災放送(防災行政無線)の利用方法について」質問を出しています。
町の皆さんの安心と安全に、即時に大きく寄与する防災放送。
これまでの振り返りから、これからの利活用の方法まで、探らせていただきたいと思っています。