今田晃憲(興味や専門性を広げながら歩む平和構築)
<キャリア概要>
琵琶湖のほとりで環境学を勉強していたのですが、海外の事例や対策を調べる中で関心の主軸が国際協力にシフトし、大学院では開発学を専攻しました。
卒業後、在カンボジア日本大使館(専門調査員)、JICA東京センター(専門嘱託)を経て、開発コンサルタントになりました。
① 平和構築に興味を持ったきっかけは何ですか?
在カンボジア日本大使館に勤務していた際に、カンボジア内政や開発に関する業務のほか、クメール・ルージュ裁判を担当していました。
仕事を通じてカンボジア和平・歴史、虐殺の犠牲になった人々、和平に尽力した先人たちの思いや努力などに触れ、平和構築に興味を持つようになりました。
② どのように平和構築に関わっていますか?
現在、ウクライナの地雷対策、コンゴ民主共和国の職業職訓、女性・平和・安全保障(WPS)に関するJICA案件に従事しています。
開発コンサルタントになって1年が経過し、初のアフリカ出張、3回の本邦研修、国際会議などを経験してきました。
③ 平和構築の醍醐味は何ですか?
平和や発展の大切さを体感できることも平和構築の醍醐味の一つだと思います。
初めてコンゴ民主共和国を訪れた際、自由に散歩することも難しく、日常生活でさえも苦労を伴いました。日本では当たり前に享受できる便利で安全な生活は、平和や発展という土台があって成り立つのだと再認識しました。
④ 平和構築の難しさは何ですか?
過去の記事でも語られているとおり、現地では急に平和が崩れたり、情勢が悪化するなど様々な困難があります。
また、日本国内に目を向けると、ODAを実施するうえで国民の理解や支持が不可欠ですが、遠く離れたアフリカの状況や平和の重要性などを十分に伝えることが難しいという現実もあると思います。
⑤ 今の仕事をする上で、身につけておいて良かったと思うスキルや経験は何ですか?
私はキャリアを形成するうえで、「絶対にこの道に進む」という信念があったわけではなく、自分の専門性や興味と完全に一致していなくても、何か共通点があれば挑戦してきました。その結果、「この分野も面白いな」と発見しながら、自分の専門性の幅を広げることができました。
⑥ 実はこんな趣味ですというのはありますか?
筋トレ・ボディビルが趣味です。そのほか、写真を撮影したり、絵を描くのも好きです。趣味に関しては、凝り性で少し困っています。
⑦ 最後に、今後の夢・目的は何ですか?
この1年間で新たな国や分野に挑戦できましたが、専門性の深さには課題を感じる機会もありました。知識に加えて、関係者とのネットワークといった広い意味での専門性を高め、平和構築により貢献していきたいです。また、将来的に仕事でも何かしらの形でカンボジアに関わりたいです。
▼コンゴ民主共和国で大渋滞に巻き込まれた様子。片道25分ほどの距離でも3時間以上かかることも!