ジムニー 息継ぎ ハンチング JB64 ECM書替
ジムニーのJB64でECM書替えを行った車両の中で、一定で加速中に前後に揺られる様な、息継ぎやハンチングと呼ばれる症状のご紹介と、それに対する弊社の対策の取り組みです。
それが発生している時はリズミカルな加速Gの変化と共に、ブースト計の値が上下に踊るように変化します。
まずJB64ジムニーは電子制御スロットルなのでアクセルペダルは直接エンジンにはつながっていません。
アクセルペダルはエンジンコンピュータにドライバーの意思を伝える装置だと思ってください。
エンジンの状態をロギングしたグラフと共にご説明させていただきます
こちらの正常なグラフではアクセルを踏み込むとコンピュータはドライバーの加速したい意思を読み取りエンジンのスロットルバルブを開けます。
この時にレスポンス良く加速させる為にはターボ車はブースト圧を素早く立ち上げなければなりませんので、極初期に短時間だけ大きくスロットルバルブを開けます。
そして瞬間的にブーストが立ち上がるとすぐにドライバーが必要としているであろう加速力に足るだけのスロットルバルブ開度に落ち着かせます。
一瞬で行われるこれらの制御はほとんど体感は出来ません。
弊社では2年以上の研究の末、ノーマル同様の安定制御をチューニングECMで行える程まで網羅する事が出来ました。
そしてこちらがハンチングが発生しているグラフですが、こちらはわかりやすくする為に弊社で意図的に大きなハンチングが発生するセッティングにしていますので、ECM書替車両でハンチングが発生してしまっても実際にはここまで酷くはないかと思います。
ハンチングを発生させない様に研究する中で、PIDを制御する事で意図的に大きなハンチングを発生させられるまでになりました。
グラフではアクセルポジション一定で2,500回転付近をゆっくり加速中ですが、スロットル開度が20%~100%を激しく繰り返し動いています。
それに伴いブースト圧も小刻みに上下動を繰り返し、同様に空燃比にも上下に変動が見られます。
この状態では加速感が一定ではなく、前後に揺られるような加速になってしまいます。
このグラフでは意図的に激しく出やすいセッティングにしていますが一般的なECM書替データではそこまで多発はしないと思われます。
しかし乗り方と出やすいポイントがちょうどはまってしまう場合、例えば毎日通勤道路を同じペースで同じように走る条件などにはまってしまうと出やすい方もいらっしゃるかもしれません。
特に4速か5速辺りが出やすいように思いますが、タイヤの外径を大きくしていたりして負荷が増していると下のギヤでも出やすくなってきます。
もしECM書替を行っている車両でこれらの様な症状に心辺りがある方はご相談ください