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きのこ七変化!マイタケが肉に?エリンギがホタテに?

2026.02.12 01:12

― 食料問題を救う“未来食”の可能性 ―

低カロリーでヘルシー、和洋中どんな料理にもなじむ万能食材――それが「きのこ」です。

そんなきのこが今、なんと肉やホタテの代替食品として進化を遂げ、未来の食卓を変えようとしています。

先日、東京農業大学「食と農」の博物館で開催されたワークショップ「きのこがつくる新たな食の世界」では、まさにその最前線が紹介されました。

🍛 マイタケが“ひき肉”に変身?

試食で提供されたのは、ミンチ状の“肉”が入ったドライカレー。

一口食べると、しっかりした歯ごたえと旨み。

――でも実はこれ、「肉」ではありません。

正体は、マイタケから作られた代替肉「キノコのお肉」。

マイタケの繊維質を生かし、1センチ角に加工。フードプロセッサーでミンチ状にすれば、まさにひき肉のような食感に。炒め物やスープにも応用できる優れものです。

価格は1袋50グラムで約300円。

すでに企業の社員食堂やイベントで“未来食”として採用されるなど、実用段階に入っています。

 🌍 なぜ今、きのこなのか?

背景にあるのは、世界的な食料問題です。

* 世界人口は増加の一途

* 耕作可能地はほぼ横ばい

* 農業は大量の水を消費

例えば牛肉1キロを生産するのに必要な水は約20.6トン。

一方、きのこ由来の代替肉ははるかに少ない水で生産可能です。

さらに、日本の食料自給率(カロリーベース)は38%ですが、

きのこ類の自給率は88%と非常に高水準。

国内で安定生産でき、価格もほぼ変わらない。

まさに“優等生食材”なのです。

 🐚 エリンギがホタテに?

研究はさらに進んでいます。

東京農業大学では、エリンギを使ったホタテ貝柱の代替食品を開発中。

真空処理と酵素分解によって、刺身のような食感に近づけることに成功しています。

実用化は1~2年後を目指しているとのこと。

課題は「色合い」の調整だけだそうです。

☀ 異常気象にも強い未来食材

きのこは、倉庫や屋内で栽培可能。

天候に左右されにくく、少ない資源で安定供給できます。

さらに、

* 食物繊維が豊富

* 免疫調整作用が期待

* マイタケは認知症予防の研究も進行中

環境にも、健康にもやさしい存在です。

 🍄 食卓の主役は、きのこになる?

「肉の代わり」というよりも、

“きのこならではの新しい食文化”が始まろうとしているのかもしれません。

10年後、

ハンバーグもカレーも刺身も、主役はきのこ――

そんな未来が、もうすぐそこまで来ています。

今日の夕食、ちょっときのこを主役にしてみませんか?