ヨガが育てる「遅筋 ちきん」という、ワクワク 2026.02.12 01:46 ある日、生徒さんが、ふとこんなことを話してくれました。「先生、最近ね、電車で立っているのが、前より全然つらくなくなったんです。特別なことはしていないんですけど…ヨガですかね?」その言葉を聞いた瞬間、私は嬉しくなっちゃいましたよ。なぜなら——私自身が、まったく同じ変化を体で感じていたからです。私は学生の頃から、正直に言うと、体力がある方ではありませんでした。長く立っているのが苦手で、どこかに寄りかかっていないと、なんとなくつらい。電車に乗っていても、壁や手すりに体を預けたくなる。「立っているだけなのに、なぜか疲れる」そんな感覚が、いつもありました。それは、年齢を重ねても大きく変わらず、「私はこういう体なんだ」と、どこかで思い込んでいたのかもしれません。でも、ヨガを習慣にしてから、その感覚は、はっきりと変わりました。ある日気づいたのです。電車の中で、どこにも寄りかからずに、普通に立っていられる自分に。頑張って姿勢を正しているわけでもない。力を入れて踏ん張っているわけでもない。ただ、自然に立っている。この変化は、とても静かで、でも私にとっては、すごく大きな出来事でした。その正体が、遅筋です。遅筋は、瞬発力のある筋肉ではありません。目立たないし、鍛えている感覚もあまりありません。でも、体を内側から支え、長い時間、姿勢を保ち、「立つ」「座る」「呼吸する」といった日常を、楽にしてくれる筋肉です。ヨガのポーズで、呼吸を続けながらじわっと同じ姿勢を保つ時間。その積み重ねが、知らないうちに、遅筋を育ててくれていました。だから、生徒さんのあの一言は、「変わってますよ」と体が教えてくれているサイン。ヨガは、派手な変化を見せてくれるわけではありません。でも気づいたときには、日常の中で、体が自分を支えてくれている。それは、ちょっとワクワクする変化です。「前より楽」「いつの間にかできている」その小さな感動の正体が、遅筋。今日のヨガの時間も、あなたがまだ気づいていないところで、未来のあなたの体を、育てていますよ♡