NYでジャズの巨人たちのお墓参りに行く
先日、2025年夏にニューヨークで御朱印を書いたという記事を書いたところ、多くのコメントやメッセージが届いて驚いている住職です。NY在住の方や親類がNY在住という方からのメッセージも多く、今後のご縁につながればと思っています。ありがとうございます。励みになります。
今回は番外編としてNYのお墓参りに行ってきた記事を残しておきます。最初の画像は誰もが知るジャズの巨人・マイルスデイビスのお墓です。これぞミュージシャン!というお墓ですね。
ここはNYの郊外、ブロンクス方面にあるウッドローン墓地(The Woodlawn Cemetery)という霊園です。ジャズミュージシャンのみならず、様々な分野の有名人が眠る、お墓オブアメリカとも言える場所。滞在中のわずかなフリータイムを全振りしてお墓参りに行ってみました。
ビジターセンターに行くと、若いお姉さんが地図を用意してくれました。マイルスデイビスの墓に行きたいと英語で伝えると、地図にマーキングしてくれます。マイルスのみならず、この周辺はジャズミュージシャンのお墓が集まっているエリアとのことで、広大な敷地を10分ほど歩きながら期待が高まります。
マイルスの墓に辿りつくと、本当にこの中にあの人が眠っているのかという現実と非現実の狭間のような不可思議な感覚になり、ひとまず深々と合掌しました。後方に回ると、ファンが積み上げたと思われる小石がびっしりと敷き詰められていました。私も一つばかり、積み上げてきました。
ここでは割愛しますが、ジャズファンの方ならご存知の巨匠の名前ばかりです。墓碑銘に知っている名前を見つけてはお墓の前でiPhoneのAppleミュージックのアプリから曲を検索し、往時の演奏を聞きながらまた手を合わせておりました。個人的にはデュークエリントンの『Sing Sing Sing』のドラムラインが、偉人のお墓を前に高鳴る胸の鼓動にシンクロしていました。
ちなみに、こちらデュークエリントンのお墓は、マイルスデイビスのお墓の道路を挟んで隣の区画でした。彼の地ではさながらビッグバンドとソロと、素敵なセッションを繰り広げているのでしょうか。また空想の中に手を合わせます。
一般のエリアにもアメリカ的な雰囲気の溢れるお墓が多く、霊園を運営する者としてはこの雰囲気や人間味のあるあたたかさを参考にしたいと思うのでした。
ウッドローン墓地へのアクセスは、NYの電車の路線図の4番線・Lexington Avenue Lineに乗車して終点まで。そこから徒歩で数分のところに霊園入り口があります。正直なところ、ブロンクス方面の電車の中の治安はあまり良いものではなく、夜間や女性の一人での移動はあまりおすすめできません。
また別の機会にも書こうと思いますが、お墓は死生観や歴史を語ります。この墓地にも日本では考えられないような神殿クラスの墓地があり、おそらく資産規模も桁違いの大富豪のお墓のようでした。日本でもすごいお墓を多数目にしてきましたが、アメリカのお墓もまた規模も予算も突き抜けたアメリカンなお墓であると痛感しました。
NYへおでかけの際は、お墓参りツアーもおすすめです。
実は、福島県民としては忘れてはならない野口英世博士のお墓があるのもここウッドローン墓地です。今回は訪問できませんでしたが、良いサイトがありましたので記事のリンクを掲載しておきます。お参りされる方の参考になれば嬉しいです。
合掌