BTS(237)
(BTS236からの続き)
フレア:今回は、年収106万の壁の社会保険と、年収130万の壁の社会保険とでの違いについてだよ。
セフレ:前回も言ったけど、扶養者(主人、納税者)である夫(又は妻)が会社員(公務員を含む)の場合の話しとして聞いてね。
サブレ:OK。
セフレ:被扶養者である配偶者がパート・アルバイトなどで働いていて、年収が106万円を越えなければ、扶養者(主人、納税者)である夫(又は妻)の会社が準備した社会保険制度に無料で加入できる。
テブレ:無料は良いことだと。
チフレ:お子さんの健康保険も無料で会社の社会保険制度に入るんだよね。
セフレ:扶養条件に該当する子供であれば、当然そうなるよ。
フレア:被扶養者である配偶者のパート・アルバイトなどの年収が106万円を越えたら、個人で国民年金や国民健康保険に入ることになるの?
セフレ:そうではなくて、パート・アルバイトなどの年収が106万円を越えていても、パート・アルバイト先の会社での勤務状況などが、BTS227で示した5つの要件全てを満たしていなければ、扶養者(主人、納税者)である夫(又は妻)の会社が準備した社会保険制度に加入したままで大丈夫だよ。
カブレ:となると、いよいよパート・アルバイトなどの年収が130万円を越えたら、国民年金と国民健康保険に加入しなければならないんだな。
サブレ:BTS227で示した5つの要件って何だったか覚えてる?
チフレ:覚えてるよ。
1つ目が、企業規模で従業員が51人以上の企業に勤めている人
2つ目が、週の労働時間が20時間以上30時間未満の人
3つ目が、月額の賃金が8.8万円以上の人
4つ目が、2ヵ月以上の雇用期間が見込まれる人
5つ目が、学生以外の人
だよ。
サブレ:ありがとう。で、2つ質問があるのだけど、いいかな?
セフレ:どうぞ。
サブレ:一つ目は、被扶養者である配偶者がパート・アルバイトなどではなくて、例えば、個人でサークルなどを主催しているような自営業(個人事業主)だった場合の社会保険は、どうなるの? 二つ目は、何故、国が準備した国民年金&国民健康保険と、会社が準備した厚生年金&健康保険の2種類の社会保険制度があるの。 ついでに会社が準備した社会保険制度のメリットは?
セフレ:質問は3つだね。どれも凄く良い質問だと思うよ。
サブレ:ありがとう。
セフレ:一つ目の被扶養者が自営業(個人事業主)だった場合は、一般的に自営業(個人事業主)の社会保険制度は、国が準備した国民年金と国民健康保険になるのだけど、扶養者が会社員又は公務員であれば、必要経費を差し引いた年収が130万円を超えなければ、扶養者が勤めている会社が準備した社会保険制度に加入できるよ。
カブレ:年収が130万円を超えたら、国のお世話になるんだな。
セフレ:そうだよ。二つ目の国が準備した社会保険制度と、会社が準備した社会保険制度がある理由だよね。
フレア:不思議だよね。国の社会保険制度だけで良いと思うけど。
セフレ:まず、年金や健康保険などの社会保険制度は、国民一人一人の病気、老後、失業、労働災害といった人生のリスクを、社会全体で支え合い、国民の最低限の生活を保障するための制度なんだよ。
テブレ:国は、国民一人一人のことを、しっかり考えてくれているんだな。
セフレ:このため、個人の生活が苦しくなるのを防ぐために、国が制度を作り、会社が労働環境を守るために保険料の一部を負担することになっているんだよ。
カブレ:労働環境や労働基準を理由に、会社が国に巻き込まれてるような感じだな。
テブレ:国が社会保険制度を勝手に作るのはいいけど、国が強制的に全国民を保険に加入させて、なおかつ全国民から保険料を取るのはどうなのかなぁ?
チフレ:それは入りたい人だけが入れば良いということ?
サブレ:もしくは全員入るとしても、無料にすべきだということかな?
テブレ:どちらも正解。
セフレ:テブレの言いたいことはわかるけど、国としては、国民全員が加入して全員で保険料を出し合い、本当に困った人を皆んなで助けたい、全国民に適用することで、貧富の差に関わらず一定の医療や年金サービスを安定して提供したいという思いがあるんだよ。
テブレ:じゃ、会社に関与させる理由は何なんだ?
セフレ:それは次回に。
(BTS238につづく)