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大谷弘至 official site

「古志」YouTube句会(1月)を終えて 1

2026.02.14 21:00

1月24日(土)は「古志」Youtube句会でした。


毎月第四土曜日に定期開催しています。


寒稽古気を結ぶかに白襷   谷村和華子


作者の谷村さんは弓道の経験者。


この句は寒稽古ということで、


いっそう気持ちが引き締まっている様子が伝わります。


〈気を結ぶかに〉は経験者ならではの表現ではないでしょうか。


なかなか出てこない表現だと思います。

ちなみに、弓道と言えば、


『徒然草』の92段のエピソードが好きです。


とある、弓道場でのこと。


弓の練習をしていた人が、


矢を二本いっぺんに持って的に向かいました。


今で言う時短ですね。ある意味、合理的です。


すると先生は「初心者は矢を二本持つな」と叱ります。


「『外しても次がある』と思うと、一本目に本気が出なくなる」と言うのです。


弓道をはじめとする日本の武道では、


今の一回のための集中力、


つまり、合理性ではなく、


「気」、すなわち精神性から生まれるものを重んじるわけです。


このことは俳句道にも一脈、通じるものがあるとおもいます。


俳句も上手ければ良い、強ければ良いというわけではなく、


俳人としての品格や精神性も求められますし、


「いまの一回」を大事に詠む必要があるからです。


我が身をふりかえり、


あらためて襟を正す思いになった一句でした。

失敗もほどけば元の毛糸かな   滝沢優子


今回の最高得点句でした。


あたたかみのある一句ですね。


人生にも失敗はつきものですが、


そんなときに、この句を思い出したいと思います。


「古志」YouTube句会は毎月第4土曜日に開催しています。


次回は2月28日(土)です。


「古志」会員であれば、どなたでもご参加いただけます。


欠席投句も可能です。


動画はあとからいつでもご視聴いただけます。


初心者の方、入会して日が浅い方も歓迎いたします。


オンライン句会なので、海外からもご参加いただけます。


参加のお申し込みは、


koshionline@yahoo.co.jp


まで、メールにてお願いいたします。


ぜひご参加ください。