【第3回 ハラスメント疑い事項調査特別委員会を終えて】2026/2/13(記録)
昨日は「真鶴町におけるハラスメント疑い事項調査特別委員会」の第3回が開かれ、宣誓のあと、初めての証人尋問が行われました。
-まず最初に-
会場での傍聴は可能であったものの、議会側の不手際により、本来公開できるはずであった部分もYouTube上では非公開となってしまい、結果として終始非公開の状態となってしまいました。
こちらについて、事前に配信リンクの案内を出していた委員として、心からお詫び申し上げます。
またこれにより、本来であればオンタイムで委員会の公開部分の内容を知ることができたはずの町民の皆さまの目に触れる最初の情報が、今朝の各社報道記事などとなってしまいました。
証人として喚問を受けた役場職員の方も、委員長をはじめ他の委員も、オブザーバーとして参加した議長も、細心の注意と証人に対する敬意を払い、できる限り公開で開催しようとした委員会です。
その皆の思いを考えると、私個人としてはこの事実を本当に残念に感じています。
現在、委員会としては再発防止策を講じるとともに、公開部分の議事録の作成を急いでいるところです。
少しでも早く情報としてお伝えできればと思い、このブログを書いています。
この後内容に触れる部分がありますが、詳細については正式な議事録の公開をお待ちいただけますと幸いです。
-委員会内容-
昨日の証人喚問では、役場庁舎内で行われたハラスメント調査について、経緯や概要についての尋問が行われました。
また、委員会から昨日までに参考資料として提出を要望していたハラスメントアンケート自体については、識者確認の必要性を伝える通知が前日に届き、提出期限が2月20日に変更となりました。
昨日の委員会内で公開となる予定だった部分で明らかになったことを、以下に抜粋します。
・職員から、町長からのハラスメント案件と思われる訴えがあったこと
・それを受け、役場内で町長からのハラスメントの有無やその他の懸案事項を調査するアンケートが作成されたこと
・アンケートは副町長、(喚問された人事を司る)総務防災課長、部下の方によって作成されたこと
・決裁の過程で副町長の進言により、アンケートの対象者が町長のみでなく特別職/管理職/その他となったこと
・アンケート実施は町長が了承し作成されたものだが、対象変更時の関与はなかったこと
・アンケートの取りまとめは副町長、総務防災課長、係長となること
・管理職/特別職/その他が対象となると、取りまとめを行う職員も対象となるが、その矛盾をどう考えているか
・対象期間を2年間とした経緯
・取りまとめ後、識者への相談を通じ対応を考える予定だったこと(議会介入後も変更なし)
・アンケートのデータ提供に関して、副町長から町長へ識者確認を考えるよう進言があり、これを町長も了承し提出が遅れること
・イントラネット内(役場内など限られた組織の内部のみで使用されている閉じたネットワークによる記録のようなもの)において、町長自らハラスメント事案を伝える書き込みがあったこと
・この事案について町長、副町長、訴え出た当人の間での処理に留まり、担当課の関与はなかったこと
・副町長から町長へ行動を改めるよう忠告があったと書き込まれていたこと
・被害を訴えた方が特定できるような発信ではなかったこと
など
以降は個人のプライバシーに配慮して秘密会とし、より詳しい内容や経緯について委員長からの主尋問、委員からの追加尋問がなされました。
以上が、先日の委員会内で話し合われた概要であり、この尋問をベースに本日の報道がなされています。
こちらは度々お伝えしていることではありますが、秘密会の内容については、委員外議員も含む議員、報道関係者、一般などすべての傍聴が不可となっており、委員会がすべて終了した後も、この内容を委員外の方にお伝えすることはできません。
刑事罰に当たる可能性があるということ以上に、案件の性質上、被害を受けたと思われる方ご本人、またその方にご家族がいらっしゃる場合も、これからも安心して町の中で暮らしていくために絶対に必要なことだからです。
-次回以降の委員会について-
第4回は、2/18(水)議会運営委員会終了後の開催となります。
内容としては、
(1)第五回委員会の開催について
(2)共通事項尋問について
(3)その他
となっています。
-その他所感-
文字で書くと(そして新聞などで読むと)、そこに温度を感じることは難しいと思います。
しかし、このすべての流れが、顔の見える人間によって成り立っています。
私はその重みを実感する日となりました。
ここで私の感覚をお伝えすることが正しいかは分かりませんが、息をすることもはばかられるような空間であったと感じました。
そこにいるのが一般町民であったり、この場が百条委員会でなければ、「何があっても誰かを守る」ということが許される場面もあるのかもしれません。
ただ、この委員会のあり方と議員としての立ち位置は違います。
国政の政治塾に通わせていただいていたとき、最も心に残っているのは主催者の
「政治家は未来の国を作るためには、自分は斬られてもいい覚悟でなければならない。」
という言葉です。
私は町議員ですが、「この町の未来が良くなると思える方へしか行かない」という強い覚悟を持って議員生活を送っています。
「いいものはいい、ダメなものはダメ。」
“是々非々”と口で言うのは容易ですが、実際にやるには相当な覚悟と痛みを伴うことを、この数ヶ月で感じるようになりました。
それでも、公約のない私が選挙の時にお伝えした、唯一と言ってもいいこの言葉に嘘はありませんし、広く町民の方に顔向けできない議員にはなりたくありません。
母としても息子に恥ずかしい姿を見せたくないですし、「私は私自身に嘘をついた」と思いたくありません。
この小さく、そして大好きな町の中で、これまでの8年間の生活でも、政治活動の中でも、ご恩を感じている方はたくさんいます。
ただ、今回、そして今後、名前が上がってくる方と個人的にどのような関係があったかということと、百条委員会の委員としての判断は全くの別問題であり、そうでなければ私が委員である意味も必要もありません。
一個人としての思いではなく、議員としての公平公正な目を大切に、今後の委員会の中でも真摯にすべての事案に向き合い、活動していきます。
・
-その他委員会-
昨日は上記の百条委員会だけでなく、「議会広報・広聴特別委員会」も開催されました。
議会広報と広聴のあり方については、委員内での進め方の難しさを感じています。
以前からお伝えしている通り、私としては広報紙(議会だより)は"議会基本条例"をベースとした「議事の補完としての公な広報物である」という考えを持っています。
「議会広報は議会活動の一部である」という認識が強いので、議員個々人の意見にあたるものは「それぞれの議員活動」の中で、個人の機関紙や演説、報告会などでやるべきではないかと思ってます。
昨日の委員会の中ではまずその基本の在り方の合意形成を模索しました。
前号の議会だよりNo.90においては、ここに係る部分が多々あると感じ、振り返りの中でかなり長い時間を費やして話合いが行われましたが、昨日の時点では全体像についての共通認識を作るには至りませんでした。
これが定まらなければ、次号以降の内容の詳細について検討することはできません。
個々人の能力や責任の問題ではなく、制度の問題であると感じていますので、これまで明文化されて来なかったルールをどう定義するのか、さらなる討議が必要だと感じています。
また、本来であれば提言したかった「広聴」部分にあたる内容にしっかり触れる時間は持てず、課題は多く持ち帰りましたが、次回以降に議題として取り扱っていただけるようまとめて、委員会に提示したいと思っています。
今後も開かれた議会運営に寄与する委員会となるため、全力で取り組んでいきます。 ・
-さいごに-
昨日17時30分頃の帰宅後、精神的な疲労からか立てなくなくなってしまった私を見て、病み上がりで私よりさらにフラフラの主人が「ご飯を食べに行こうか」と声をかけてくれて、少し遠いお店まで運転してくれました。
ここ数ヶ月、家族には負担をかけていると感じていますが、支えがあるからこそ活動を続けることができています。
また、町民の皆さまからいただく声やお気遣いに励まされる場面も多くあります。
「細かい話なんてしなくていいんだよ。言えないことは言わなくていい。でも愚痴ならいつでも聞くよ。」そんな言葉に支えられることもあります。
私はやはり、とても恵まれているのだと思います。
議員として冷静さと公平さを大切にしながらも、この町で暮らす一人としての感覚を忘れず、町民の皆さまにとって分かりやすく信頼していただける議員活動を続けていきたいと思います。
やはり、笑顔は大切にしよう。明るい未来のために働いているのだから。
久しぶりに息子と過ごした休日を終え、このブログを書きながら、そんな思いと共に、支えてくださる方々への感謝と責任を改めて感じています。