緊急搬送と「社会的入院」の話①
ご覧いただきありがとうございます。
アラカン整理収納アドバイザー、今井かおりです。
先週、87歳の母が救急搬送されました。
自室で立とうとした時にめまいを起こし、その場に倒れたということです。
母が住んでいるのは、高齢者住宅のワンルームで、部屋には緊急コールが付いていて、ボタンさえ押せれば常駐しているスタッフさんが部屋に駆けつけてくれます。これには本当に助かっています。現居に住み始めて4年余り経ちますが、これまでに3~4回お世話になっています。救急車で搬送されたのは今回が初めてでしたが。
スタッフさんが部屋に駆けつけた時、母は意識はありましたが嘔吐でぐったり横たわり、目が開けられない状態だったと聞きました。瞳孔を確認した時に、眼振らしい症状があったため救急車を呼んでくださったそうです。
高齢者住宅のスタッフさんから連絡をもらい、夜間の病院に向かいました。21時過ぎだったと思います。
処置室に呼ばれて入室すると、めまい止めの点滴をしながら朦朧としている母がベッドで横になっていました。
頭の検査をしていただき、緊急性がないことはわかりましたが、まだふらついて立ち上がれない様子でした。
診てくださった当直の医師が緊急性はないと判断し、「帰ってもいいですよ」となりました。
医師「まだめまいがありますか?」
母「ふらふらします」
医師「めまいがするんですね? めまいがしているような気がしてるだけですか?」
母「・・・・」
医師「めまいで帰れませんか? 入院しますか?」
母「どうしたらいいかわかりません・・・」
そんな会話が繰り返されました。
医師は、短い時間の中で、社会的入院という言葉を数回口にしました。気にはなりましたが、私はその時、この「社会的入院」という言葉を知りませんでした。
看護師さんが母に、「入院するより、娘さんに泊まってもらって、慣れたご自宅で休んだほうがいいんじゃないですか?」となだめるようにおっしゃいました。母は黙ったまま。おそらくまた倒れるのが不安で自宅には帰りたくないのだろうなと感じました。
それに、母の部屋は6畳弱ありますが、介護ベッドとたくさんの荷物があって、私が泊まれるスペースはありません。夜間に急に片付けることもできないし、布団もない。私が現在仮住まいしている団地は、家の外も中も階段や段差が多く、脚の悪い母には難しい。もし私が泊まるのなら、どこか二人で寝られる場所を探さなければなりません。結局、入院しましょう、となったんですよね。
後で、社会的入院という言葉を調べました。
ウィキペディアから一部抜粋すれば、「社会的入院とは、医学的観点から入院の必要がないにもかかわらず、患者やその家族の生活上の都合により、介護の代替え策として行われる入院」だそうです。
医師が入院するかしないかきいてくれ、母が希望し、翌日にまた検査予定があるということで入院させてもらったのですが、病院側としては、連れて帰って自宅介護してくださいということだったのですね。入院後にわかりました。
緊急に病院に呼ばれて、母娘ともそんなことを考えている余裕もありませんでした。
母はもうすぐ88歳。今後は、今回みたいな緊急搬送の機会が増えるかもしれません。
母の部屋をもう少し片づけておかないといけないとつくづく思いました。でも、捨てられない母からは片付けの許可はおりません。
長文をお読みいただきありがとうございました。
次回は、モノの溢れた部屋での緊急搬送時の様子を書こうと思います。