土壌医検定試験
2026.02.17 21:57
今年も土壌医検定試験が全国で開催されました。毎年埼玉会場の試験官としてぼくも参加させてもらっています。
土壌医検定は土壌そのものの基礎的な知識や植物生理などを体系的に学ぶことができる資格試験で、受かる受からない以前に試験に向けて勉強をするだけで、栽培の力を確実に高めてくれるのですごくいい試験だなと思います。四則演算がわからないとその先の数学がままならないように、どんな農法を試みようとも農業をやっていく以上とりあえず避けては通れない基礎知識がここにあります。
一度しっかり土壌について勉強しとくと勘の精度が格段にあがります。土壌分析の数字がこうだから、あれをこのくらい入れた方がいいんだろうけど、こんな天気が続くときはむしろこうしたほうがよさそうだとか、個別の状況にリアルタイムで判断することができます。自分で判断していると思い込むことができるということは、刻々と責任を引き受けることで、こういう心境の複雑さを面白さと錯覚できれば、もうその仕事は安泰です。
「深く掘るには広く掘る。」とても好きな言葉です。色んな人が土壌医検定を受けると、農業という分野がもっと追求されて面白くなりそうだなと思います。農業は古い産業ですが、実はまだまだ極め甲斐のある商売でもあります。
(ニュースレター記事より)