若者のSNS依存、静かに広がる“見えない依存”
最近、「スマホが手放せない」という声をよく耳にしませんか?
国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県)がまとめた調査報告によると、10~20歳代の約6%がSNSの「病的使用」が疑われる状態にあることが分かりました。人口に換算すると約140万人規模。これは決して小さな数字ではありません。
10代・20代で突出する「病的使用」
厚生労働省の依存症対策事業の一環として行われた今回の調査。
10~80歳の男女4650人から回答を得て、SNS依存の傾向を分析しました。
その結果――
* 10代:男性7.1%、女性7.5%
* 20代:男性4.8%、女性5%
* 30代以上:0~1%台
若年層だけが突出して高い数値となりました。
対象となったSNSは、例えば
* YouTube
* X(旧Twitter)
など。
「使えないと気分が悪くなる」
「嫌な気持ちから逃れるために使ってしまう」
といった9項目を基準に判定されています。
家庭内トラブルも深刻化
さらに気になるのは、病的使用が疑われる人のうち
* *7%が「家族に暴言・暴力」
* 19%が「家族から暴言・暴力を受けた」
* 6%が「30日以上の不登校」
* 5%が「6か月以上の引きこもり」
と回答していること。
SNSが単なる娯楽を超え、生活や人間関係に影響を及ぼしている実態が浮き彫りになっています。
背景にあるのは「孤独」と「不安」
センターでは、背景に
* 孤独感
* 対人関係への不安
* 現実逃避
などがある可能性を指摘しています。
実際、インターネットの「病的使用」全体で見ると、10~20代では14.5%に上昇。2018年度の6.2%から大きく増加しています。
ネット利用の低年齢化が進む今、問題はより身近なものになっています。
SNSは悪者ではない。でも――
SNSは、学びやつながりを広げる素晴らしいツールです。
しかし、使い方を誤れば、心の逃げ場が「依存の入り口」になってしまうこともあります。
大切なのは、
* 使う時間を意識すること
* 家族や周囲が一方的に否定しないこと
* 「困っているサイン」に早く気づくこと
そして何より、「現実世界で安心できる居場所」を作ることではないでしょうか。
さいごに
スマホの画面の向こうにあるのは、無限の情報とつながり。
でも、あなたの人生の主役は、やはり「あなた自身」です。
SNSに振り回されるのではなく、SNSを上手に使いこなす側へ。
今日、スマホを置く時間を5分だけ増やしてみませんか?
その5分が、未来のあなたを守るかもしれません。