バレエ指導の観点からみたビアンネートルヨガ(大人生徒さん向け)
ビアンネートルヨガは、身体を鍛えるためのトレーニングではなく、
『踊るための身体を整え直す「再調整メソッド」』です。
ハンモックによる支持環境の中で重力に身を委ね、
過剰な力みを手放しながら、身体の感覚を再構築していきます。
大人からバレエを始めた方や、身体の使い方に不安がある方にとって、
安全に身体理解を深めるサポートとなります。
1. 身体の中心感覚を取り戻す
支えられた環境の中で動くことで、
無理な力を使わず身体の中心を感じ直すことができます。
これにより
● 姿勢の安定
● 軸の感覚の明確化
● アライメント理解の向上
が期待できます。
重力に委ねることで無理のない調整ができます。
筋力だけに頼って姿勢を保つのではなく、
身体の重みを預けることで自然な配置へ導きます。
その結果
● 過度なストレッチの防止
● 代償動作の軽減
● 関節への負担の減少
につながります。
2.神経の緊張をほどき回復を促す
踊りの上達を妨げる大きな要因のひとつが
「無意識の力み」です。
ビアンネートルヨガでは神経の過緊張を落ち着かせ、
身体が安心して動ける状態をつくります。
● レッスン後の疲労回復
● 緊張しにくい身体になる
● 呼吸の深まり
を感じる方が多くいらっしゃいます。
3.身体を「ゼロに戻す」という考え方
癖のある身体の使い方を一度リセットし、
本来の感覚を取り戻します。
これは矯正ではなく身体の再教育です。
Q&A
Q: ターンアウトや足のアーチに効果はありますか?
A: ターンアウトを広げるというより、本来の可動域を安全に感じ直すことが目的です。
力みや恐怖が抜けることで自然な外旋がしやすくなります。
足部については、ハンモックの支持の中で
● 足裏の荷重位置
● アーチの感覚
● 重心の通り道
を身体感覚として理解していきます。
Q: コントロール力は上がりますか?
A: 直接的な筋力トレーニングではありません。
ただし
● 余計な力が抜ける
● 感覚が明確になる
● 体の支えを感じやすくなる
このことから、結果的に動きをコントロールしやすい身体状態になります。
Q: レッスン前と後、どちらが良いですか?
A: 基本はレッスン前がおすすめです。
理由
● 緊張がほどける
● 呼吸が整う
● 身体感覚が明確になる
その後のレッスンで動きやすさを感じやすくなります。
疲労回復目的としてレッスン後にも活用できます。
4. 実感しやすい身体の変化
多くの方が次のような変化を感じています。
● 身体が軽くなる
● 無駄な力みが減る
● 姿勢が安定する
● 動くことへの安心感
● 呼吸が深くなる
● 疲れが抜けやすい
ビアンネートルヨガは
● 可動域を安全に使えるようになる
● 姿勢や身体理解が深まる
● 疲労回復が早くなる
● 動きの質が向上
● レッスン効率が上がる
このような点で、踊りの基礎となる身体条件を整えます。
トレーニングではなく再調整
矯正ではなく再教育
強化ではなく回復
を目的としたメソッドです。
踊りの上達を目指すため、まず身体を整えたい方へ。
安心して長くバレエを続けるための
身体のメンテナンス習慣としてご活用ください。