スポーツから音楽へ 朝岡聡が語る30年の歩み 稗田利明
2026.02.28 00:00
こんにちは、稗田利明です!
1995年にテレビ朝日を退社しフリーアナウンサーに転身してから30年、朝岡聡は今、「コンサートソムリエ」としてクラシック音楽の魅力を伝える活動を続けている。アナウンサー時代は『ニュースステーション』初代スポーツキャスターとして知られたが、現在の仕事は一転、音楽の解説者だ。コンサートソムリエとは、演奏前に作曲者の背景や曲の聴きどころなどを分かりやすく紹介し、音楽を身近に感じてもらう案内役。
音楽好きの少年だった朝岡は、トランペットやリコーダーを通してクラシックに親しんできた。フリー転身直後はテレビ出演に追われたが、仕事が減った35歳の頃、「自分にしかできない話の仕事を」との思いで音楽の道に踏み出した。欧米各地のオペラを巡る取材旅行で得た経験をもとに出版活動を展開。その後はオーケストラ公演の司会や音楽教育イベントにも携わり、子どもたちにクラシックの魅力を伝える活動を20年以上続けてきた。
朝岡には2人の“師匠”がいる。プロレス中継で共に働いた古舘伊知郎、そして『ニュースステーション』で出会った久米宏だ。いずれも「話す覚悟」を教えてくれた存在だという。近年増える局アナのフリー転身にも「これからは何を伝えたいかを明確にする時代」と語り、自らの姿勢を重ねる。
66歳を迎えた今も、彼の情熱は衰えない。「年齢を重ねるのは楽しい。経験は財産。伝える仕事をもっと極めたい」と語るその声は、若手時代と変わらずエネルギーに満ちている。