INAC神戸、成宮唯の2得点でベレーザに勝利
2026年2月22日、味の素フィールド西が丘にて2025/26 SOMPO WEリーグ第16節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ対INAC神戸レオネッサの試合が行われ、アウェイのINAC神戸が2対0で勝利を収めた。試合は前半31分にINAC神戸の成宮唯が先制点を奪い、後半86分に水野蕗奈が追加点を挙げる展開となった。試合後の会見では、自身の誕生日に値千金の先制ゴールを挙げた成宮唯が勝利への執念を語り、両指揮官が中断期間を前にしたチームの現在地と課題を明かした。
試合の立ち上がり、INAC神戸の選手たちには硬さが見られたが、経験豊富なベテラン選手たちがチームを牽引することで徐々にリズムを取り戻した 。90分を通してチーム全員が同じ方向を向き、攻撃的な姿勢を貫いたことが勝利へと繋がった 。宮本監督は、技術と経験を兼ね備えたベレーザを相手に、ハイレベルな攻防を展開し、自分たちの目指すサッカーを体現できたことに大きな手応えを示した 。
殊勲の先制ゴールを挙げた成宮唯は、自身の誕生日に重なったこの重要な一戦において、勝利こそが最も優先すべき事項であったと振り返った 。前節の敗戦によるチーム内の沈滞したムードを打破するため、アップの段階から自らが戦う姿勢を示すことに注力したという 。得点シーンについては、味方のパスを信じてスペースへ飛び出したことが結実した結果であり、自身の特長である予測能力と走力が活かされた形となった 。成宮は、監督が代わっても継続して起用される自身の適応力に自信を持ちつつも、リーグ優勝を果たすまでは満足することなく、若手選手との激しいポジション争いも歓迎する姿勢を見せた 。
対する東京ベレーザの楠瀬監督は、直近の試合で良い流れを築けていただけに、0-2という敗戦の結果に悔しさを滲ませた 。前半に決定機を決めきれなかった「甘さ」が、結果的にINAC神戸にカウンターを許す隙を与え、試合の主導権を手放す要因となったと分析した 。後半もチャンスは作ったものの、得点に繋げる欲の強さで相手が上回っていたと認め、タイトな日程の中でも勝利を掴み取るチームがチャンピオンに相応しいとの見解を述べた 。
今後、リーグはクラシエカップの開催に伴い約1ヶ月の中断期間に入るが、宮本監督はこれを若手選手の台頭とチームの底上げを図るための重要な期間と位置づけている 。代表活動へ向かう成宮も、チームがリーグ首位の勢いを維持したまま中断期に入れることの意義を語り、さらなる高みを目指して調整を続ける決意を新たにした 。
取材:Junko Sato / SportsPressJP