お寺ガチャに思うこと
本日もお寺ガチャはフル稼働の一日となりました。
法要に参列した高校生以下のお子様には一人一回無料でチャレンジできるというシステムのものです。お寺ガチャを始めてからもう10年近く経ちますが、最近では檀信徒の皆様にも認知され、ガチャを楽しみに参列される方々も増えてきました。ここ最近はオリジナルデザインのマグネットが入っています。
皆様に喜んでいただけるのは、心から住職冥利に尽きます。
お寺ガチャの外観です。お金を使うと盗難の心配もあるため、専用コインを使用していただきます。右の朱塗りの三宝に乗っているのはガチャの空カプセルです。環境のために再利用させていただいております。
当たりが出ると、一つのカプセルに全種類のマグネットが入っています。30分の1の確率で当たりが入っています。
◉お寺ガチャに思うこと(住職雑感)
先日、ふと思ったことがありました。
「僕、このガチャのマグネットを5種類持っているよ」
その言葉を聞いた時のことでした。
「お〜!すごいね〜!」
とその子に言いながら思ったことは、何度ご法事を経験しているのだろうかということ。思えば、そのご家族ではこの数年の間に3回ものご葬儀がありました。
マグネットをたくさん集めてくれているということは、それだけ多くのお別れを繰り返し、その法事のために何度もこの本堂でご焼香を重ねてきたということなのでした。
少しだけ、素直に喜べない自分がいました。
マグネットの数が意味するのは、悲しみの数を意味するのかもしれないと。
当院の法要では、必ず法要後に法話を行います。
法要が密集して時間がない時でも、故人の話、季節の話、仏教の話、住職が思うこと、必ず何らかの言葉を持ち帰っていただきたいと願っています。
家の机や冷蔵庫に安洞院マグネットが使われているのであれば、その数だけ私の言葉が残っているのだろうか。
そのような思いが込み上げてきたのでした。
たかがノベルティ、されどノベルティ。
お寺にお参りを重ねた記録と思い出が、マグネットの数になって可視化されていくのも、そう悪くはないのではないかと思いました。
そろそろ次のマグネットの企画が始まります。
ピッタリとくっつくS極とN極のように、ご来寺の皆さまの心にくっついて離れない法話を心がけたいと思う次第であります。
本日も多数のお参りありがとうございました。
またのお参りをお待ちしております。
住職
追伸)
定型文で申し訳ないのですが、ガチャは高校生以下のお子様に限ります。
「心は18歳」とか、「昔は女子高生でした」という紳士淑女の皆様におかれましては、どうかご遠慮いただきたくお願い申し上げます。
(^人^)合掌