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宮本武蔵(1584年~1645年)について

2026.02.22 21:28

剣聖 宮本武蔵の伝説は興味深いです。類まれな剣豪であったことや、剣とともに、書や絵画の才に恵まれていたこと、五輪書が歴史的な名著であることは事実です。

それとともに「ウソでしょ」と思うことも多いです。京都の名門剣術道場、吉岡一門との戦いで、屈強な猛者73名が束になってかかってきて、武蔵は一人で立ち向かい勝利したというのは、常識的に考えて、あり得ません。明らかに盛り過ぎです。

策を弄し、武蔵の戦い方は正々堂々としていなかったと言われるときもありますが、私は同情的です。多勢に無勢で戦うことが多いのですから、手段を選んでいる場合ではなかったでしょう。「我、事において後悔せず」とは武蔵の名言ですが、彼の潔さがよく表れていると思います。

理解しがたい部分もあります。有名な巌流島での佐々木小次郎との闘いで、相手をイライラさせる作戦なのか、武蔵は約2時間も遅刻します。ようやく決闘の地に到着した武蔵が、最初に小次郎に放った言葉は有名です。「小次郎、敗れたり!」。これ、意味不明だし、ダメでしょう。まずは「遅れて、ごめんなさい」だと思います。今日の切り絵は“宮本武蔵”です。

彼の物語を、映画(VOD)で楽しむなら『宮本武蔵 5部作(主演 萬屋錦之介 1961年~65年)』がお勧めです。原作は小説『宮本武蔵(著 吉川英治)』。娯楽性と芸術性を併せ持つ傑作です。

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