【コラム】「いつまで働く?」「どう使う?」50代から考える、お金と幸せのバランス
最近、同世代(50代)の友人たちと集まると、決まって「いつまで働くか?」「引退したら何をするか?」という話題で持ちきりになります。
自営業や経営者の方だと、定年は自分次第。「生涯現役!」という方もいれば、「65歳を区切りにしたい」という方もいて、人生観が分かれるところです。
「老後の備え」は確かに大切ですが…
もちろん、働けばその分収入が得られます。引退後の生活レベルを落とさないために、今のうちに老後資金をしっかり蓄えておきたいという気持ちは、よく分かります。長生きのリスクや不測の事態を考えると、「もっと貯めなきゃ」と焦るのも無理はありません。
ただ、ここで一度立ち止まって考えたいのが「お金と経験のバランス」です。
「今しかできないこと」にお金を使う勇気
将来への備えも大事ですが、「今この瞬間」にしかできない投資もあるのではないでしょうか。
親孝行のタイミング
もしご両親がお元気なら、今のうちに一緒に美味しいものを食べに行ったり、旅行に出かけたりすることをおすすめします。亡くなってからはもちろん、体が不自由になってからでは、最高の思い出を作るのは難しくなってしまうからです。
家族との貴重な時間
お子さんがいる場合、家族揃って旅行に行ける時期は意外と短いものです。大人になればそれぞれの生活があり、予定を合わせるだけでも一苦労。今だからこそ共有できる時間があります。
自分自身の体力
「やりたかったこと」に挑戦するのも、気力と体力があるうちです。体が動かなくなってからでは、どれだけお金があってもできないことがたくさんあります。
後悔しないための「バランス感覚」
「老後が不安だから」と今を犠牲にしすぎると、後になって「あの時やっておけばよかった」と後悔するかもしれません。逆に、今を楽しみすぎて老後が破綻するのも困りもの。
大切なのは、「将来への備え」と「今しかできない体験」を両天秤にかけるバランス感覚を持つことではないでしょうか。
「今しかできないこと」に心地よくお金を使ってみる。そんな選択肢も、これからの人生を豊かにするために持っておきたいものですね。