#字書きがいいねでうきうき答える part1
こんばんは、佐倉愛斗です。
先日、Twitterにて「#字書きがいいねでうきうき答える」という質問に答えていったのですが、文字数足りなくて語り足りなかったので改めて語ってみようと思います。
とても長いのでお暇な人はお付き合いください。
なお本当に長いので3回に分けます。
1.気付いたら書いてしまっているシチュエーションは?
最近気付いたのですが、川の描写がやたら多いです。
「藤ノ駅」や「The little flower of yours」「河辺のスイセン」そして最新作の「その手で」にも川の描写が含まれます。
そのいずれにしても、落ち込んでいるときに川に来がちです。
川を見て悲しみを流しているのでしょうか。
それとも心もとない橋の上で未来について考えているのでしょうか。
全くの無意識だったのですが気付いたら川を書いていました。
僕の第二の故郷は東京なのですが、隅田川沿いに住んでいたからかな?
幼い頃から川を見て育ったからかもしれません。
よかったら過去の作品から川を見つけてみてください。
2.書いていていきいきしてくる瞬間は?
人物の思考や感情を書いているととてもいきいきします。
我思う故に我あり。思うから人間なのです。
直接思考を描写するのも楽しいですし、たとえば、苛立っている人が指で机を規則的に叩いているという行動に現れる感情を書くのも楽しいです。
また、最近知ったのですが、長編小説で前半に蒔いた種を後半で作物として収穫するのめちゃくちゃ気持ちいいです。いきいきしますね。
3.三度の飯より書くのが好きなシーンは?
やっぱり濡れ場です。
困ったら濡れ場。えっちなシーン大好き。
濡れ場の中でも行為自体の描写より、行為を通して感じる感情や情緒を描写することが大好きです。
行為の中で起こる精神的な営みをとても愛しています。
おかげ様で読者様から「抜きました」報告を何度かいただきました。
光栄なことですが報告はいりませんよ笑
4.上手い人のどういうところを尊敬している?
著者が読者に与えたい感情を的確に読者に体験させられる小説家はとてもすごいとおもいます。
僕がこれを感じたのは村上春樹の「ノルウェイの森」
中身は割となんじゃこれなこと多いんですよ。山の中で射精とかなにやっとんねんって感じなのです。が、最後にはとても深い、深い悲しみがやってきます。
きっとこの本を読んだ人は同じ悲しみを全員体験していると錯覚するほど具体的で深い悲しみです。
「悲しい」の3文字では思い浮かべる悲しみは人それぞれでしょう。
しかし物語にすることによって「悲しい」は極限まで具体的になります。
物語だからこそ伝えられるものってあると思うんですよね。
こういうことができる人はすごいな、と尊敬しています。
5.長生きして欲しいと思う字書きさんいる?
平安文学ヲタにそれ聞く?笑
でもそうですね、現代の好きな作家さんたちには長生きしてほしいです。
いつまでも読んでいたい先生方はたくさんいます。
長く生きるだけではなく、書き続けられる健康を保って長生きしてくださることを願います。
さあ、長かったね!
これ15番まであるんだよ。長いね。
続きはまた来週!
よろしくお願いします。