障害年金を自分で進める前に知っておきたい落とし穴7つ
はじめに
障害年金の手続きは、制度としては全国共通ですが、実際の審査は「提出された書類の内容」で判断されます。
そのため、同じ病名でも、書き方や資料の揃え方で結果が変わることがあります。
ここでは、障害年金を自分で進めるときに起こりやすい「落とし穴」を、実務目線でまとめます。
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〈落とし穴1〉最初の相談で話した内容が、書類に反映されない
年金事務所の窓口で状況を説明しても、最終的に判断されるのは提出書類です。
窓口で丁寧に話したつもりでも、申立書や診断書に落ちていなければ「なかったこと」になってしまいます。
対策としては、口頭で話した内容を
- 日常生活の困りごと
- 仕事での支障
- 配慮や業務制限
に分けて、書類に整理して入れる必要があります。
〈落とし穴2〉診断書に「軽く見える表現」が残ったまま提出してしまう
診断書の中には、医師が良かれと思って書いた言葉が、審査上は不利になることがあります。
- 安定している
- 改善傾向
- 就労可能
- 問題なし
実態としては「薬で抑えているだけ」「配慮があるから何とか」でも、表現だけが独り歩きすると評価が下がりやすいです。
どの表現が誤解を生むかに気づきにくい点が、自分で進める難しさです。
〈落とし穴3〉症状は書いたが、生活の支障が伝わっていない
障害年金で重要なのは、症状そのものよりも「生活や仕事がどう崩れているか」です。
ところが、申立書が
- つらい
- 痛い
- 不安
- 眠れない
だけで終わってしまうことがあります。
書くべきなのは、たとえば
- 食事の準備ができない
- 入浴や整容が保てない
- 外出や買い物が難しい
- 対人や電話が難しい
- 家事が回らない
- 帰宅後に寝込む
など、具体的な場面です。
〈落とし穴4〉就労状況が「普通に働けている」に見えてしまう
働いている方は特に注意が必要です。
書類上、就労が「安定」と見えると、軽く評価されやすい傾向があります。
本当は
- 配慮を受けている
- 業務を限定している
- 負担の少ない部署にしてもらっている
- 欠勤や遅刻早退が増えている
- 周囲のフォローで成り立っている
というケースも多いです。
この実態を、配慮内容や業務制限として具体的に書類に落とすことが重要です。
〈落とし穴5〉初診日や受診歴の説明が曖昧なまま進めてしまう
初診日は、受給の前提になる重要ポイントです。
ここが曖昧だと、症状が重くても不支給につながることがあります。
よくあるのは
- 最初は別の症状で受診していた
- 転院が多く時系列が曖昧
- 昔の病院のカルテがない
というケースです。
この場合は「取れないなら仕方ない」ではなく、代替資料の組み立てが必要になります。
〈落とし穴6〉必要書類が揃わず、提出が遅れてしまう
障害年金は、診断書だけ揃えればよい手続きではありません。
証明書の取得や、申立書の整理に時間がかかります。
体調が不安定な中で
- 病院に依頼する
- 書類を受け取りに行く
- 内容を確認する
- 追加資料を探す
を進めるのは、想像以上に負担になります。
結果として提出が遅れ、気力が尽きて止まってしまうこともあります。
〈落とし穴7〉不支給になってから慌てて見直すことになる
不支給になった後は、
- 何が原因だったかの分析
- 資料の集め直し
- 主張の組み直し
が必要になり、最初より労力が増えがちです。
特に、初回提出の内容が薄いと、立て直しにも時間がかかります。
まとめ
障害年金は「病名」ではなく「書類で伝わった生活と仕事の支障」で判断されます。
自分で進める場合は、落とし穴に気づけないまま提出してしまうことが一番のリスクです。
進める前に
- 初診日
- 診断書の記載内容
- 生活と就労の具体的支障
- 配慮や業務制限の実態
この4点だけでも整理しておくと、結果につながりやすくなります。
クラリ社会保険労務士事務所では
- クラリ社会保険労務士事務所では、障害年金の申請について
- 初診日から書類の組み立て
- 診断書内容の確認と主治医への伝え方の整理
- 病歴 就労状況等申立書の作成サポート
- 就労中の方の「配慮」や「業務制限」の見せ方の整理
- 不支給後の次の一手(審査請求を含む)の方針整理
まで、状況に合わせて丁寧にサポートしています。
自分で進められるか迷っている段階でも大丈夫です。
「今の状況だと、どこが一番大事なポイントになるのか」から一緒に整理しますので、まずはお気軽にご相談ください。