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ウォルトのことばアカデミー

時間差による発達の違い

2026.02.26 04:03

早生まれの子どもの「言葉の遅れ」は、多くが能力不足ではなく、時間差による発達の違いです。

1〜3月生まれの「早生まれ」の子どもを持つ親が、同じ学年の4月生まれなどと比べて「言葉が遅い」「集団指示についていけない」と不安や劣等感を抱きがちだという現状があります。

未就学〜低学年では、4月生まれと3月生まれで最大約1年の差があり、これは3歳児にとって「人生の3分の1」に当たるほど大きく、語彙、手先の器用さ、感情コントロールに差があるのは生物学的に見て当然で、多くの場合は「できない」のではなく、単にその発達段階に「まだ到達していないだけ」であり、能力そのものが低いわけではありません。

具体的な関わり方としては、子どもの「自信」を育てることが重要で、まず「成功体験」を意図的に作ること。

例えば片付けなら「全部やって」ではなく「この青いブロックだけ片付けて」と、確実にできそうな小さな課題(スモールステップ)を出すこと、また指示を出した後は5〜10秒じっと待ち、子どもが自分の力で動き出すのを待つことが、自己肯定感の土台に繋がります。

支援現場でも、この「待つ」関わりを大切にしています。

周りの子ではなく、「昨日のわが子」「1か月前のわが子」と比べ、靴を自分で履けるようになった、話せる言葉が増えたなど、小さな変化に目を向けることで、劣等感が「成長への喜び」に変わっていきます。

親が「この子のペースで大丈夫」と安心できたとき、子どもの表情が明るくなり、言葉もぐっと伸びることは多いです

早生まれの子どもは周囲をよく観察して学ぶ「高い適応能力」を持っており、今感じる差は時間とともに必ず埋まっていくので、焦らず「今のわが子」を大切にしてほしい。