安倍首相また売国手形か米「7つ大工場」計画に広がる困惑!
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■安倍首相また売国手形か
米「7つ大工場」計画に広がる困惑
公開日:2019/03/08
日本企業が米国に「7つの大きな工場」
を建設する――。
トランプ大統領は6日、
そんな約束を安倍首相から取り付けたと
明かした。
これまで、安倍首相は幾度となく、
トランプに“一方的な約束”を押し付けら
れている。
今月にも日米通商交渉が始まるが、
またもや安倍首相は先んじて「売国手形」
を切ってきたのか。
◇ ◇ ◇
トランプの仰天発言が飛び出したのは、
6日にホワイトハウスで開かれた雇用問題
に関する会合。
企業経営者を前に、対日貿易赤字が大き
すぎることをヤリ玉に挙げ、
「先日、安倍首相と一緒だった時、彼は
『日本は少なくとも“7つの大きな工場”
を米国に進出させる予定だ』と言っていた」
と得意げにアピールしたのだった。
貿易赤字を問題視するトランプが目の敵に
しているのは自動車。
日米通商交渉でも、自動車への追加関税、
数量規制、米国内の工場建設が最大の
テーマである。
「米国がターゲットとしている自動車工場
は規模が大きいし、部品メーカーも米国に
ついていくので、工場数も稼げます。米国
の雇用は大きく改善します」
(経済ジャーナリスト・井上学氏)
■自動車各社の反応は
トランプ発言を自動車各社はどう受け止め
ているのか。
すでに安倍首相から米国新工場の打診は
あったのか。
「内容についてはわかりかねます」
(トヨタ渉外広報部)
「オフィシャルには、工場を建設する
という計画はありません」
(日産自動車広報部)
「発表しているものとしてはありません」
(ホンダ広報部)
「トヨタと合弁で米アラバマに新工場を
建設(2021年稼働)することは、17年
8月に発表していますが、今回の発言とは
関係ありません」
(マツダ広報部)
「計画は全くありません」
(三菱自動車広報部)
どこもみな、困惑している様子だった。
もっともトランプ発言は、「自動車工場」
に限定していない。
電気自動車向けのリチウムイオン電池の
パナソニックやGSユアサ、鉄道車両製造
の日立製作所なども、米国進出の可能性が
あると前出の井上学氏は言うが、こうも
続ける。
「経営判断で進出することはあっても、
安倍政権の意向に沿って、メーカーが米国
に工場を建てるとは考えにくい。 自動車
以外も含めて、『7つの大きな 工場』発言
に、裏付けがあるとは思えません。安倍首相
が軽はずみに言ったのを、トランプ大統領
が取り上げているのだと思います」
だが、トランプの属国化が加速する現状
の日米関係を考えると、「非現実的」と
切り捨てることもできない。
これまで安倍首相が切ったトランプへの
手形は次々、実現しているからだ。
トランプにカジノ業者を紹介されると、
カジノ推進法をスピード成立。
「日本がすごい量の防衛装備品を買って
くれることになった」とバラされ、
その通り、 高額兵器を爆買い。
ノーベル平和賞推薦を求められれば、
「美しい5枚の推薦状」 を書いた。
5月の天皇代替わりでも、日米電話会談後、
トランプを新天皇最初の国賓にする厚遇
ぶりだ。
「7つの大きな工場」も笑い事じゃないの
である。
【転載終了】
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あらゆる経済の数字が悪くなっているいま、
やることは国内の空洞化を埋めることです。
このタイミングで消費増税10%はあり得ま
せんね。