矢内綾乃の事業インキュベーション。技術と経営をつなぐ挑戦。
矢内綾乃です。
現在、複数の事業を経営しながら活動していますが、そのなかでも最近、特に力を入れているのが「事業インキュベーション」です。
今回は、その「事業インキュベーション」について書いてみたいと思います。
事業の概要はもちろん、わたしがどんな思いでこの仕事に向き合っているのか、そして仲間とどんな未来をつくっていきたいのかまで、お話していきます。
わたしが今、事業インキュベーションに力を入れている理由
わたしは起業する前、会社員として半導体エンジニアをしていました。
エンジニア時代も、そして起業してからも、数多くの優秀な技術者や、専門性を極めた研究者の方々に出会ってきました。
しかし、その優れた技術が必ずしも世の中に広まるとは限りません。
なぜなら、社会へ届けるための経営リソースや発信力が十分でないケースが多いからです。
どれだけ高度な技術であっても、事業戦略や資金調達、マーケティング、組織設計といった力が伴わなければ、社会実装には至りません。
その結果、社会を一歩前に進める可能性を持った技術が、十分に活かされないまま埋もれていく。
その現実に、わたしは強いもどかしさを感じてきました。
そして、理由はもう一つあります。
わたし自身、一人で成功することよりも、仲間と共に成長し、成功を積み重ねていくことに大きな価値を感じているからです。
技術を社会へ届けること。
そして、仲間と共に成功をつくること。
この二つを同時に実現するために、わたしは事業インキュベーションに力を入れています。
事業インキュベーションでの具体的な取り組み
わたしたちの事業インキュベーションは、経営の外側から助言を行う顧問型ではありません。
経営の中に入り込み、当事者として意思決定に関わりながら、社会実装までやり遂げる「共同創業型」のスタイルをとっています。
わたし自身、元技術者であり、現在は実業家として複数の事業を経営しています。
だからこそ、技術者の言葉がわかる。
研究者の思考プロセスも理解できる。
そのうえで、
ビジネスモデルの再設計や資金調達戦略の整理、
発信導線の構築、組織立ち上げの伴走など、
経営に必要な要素を横断的に支援することができます。
技術と経営、両方の視点を持っていること。
それが、わたしたちの事業インキュベーションにおける最大の強みです。
直近の実績~スピード出版ラボの挑戦~
その思想を具体的な形にできた一例が、スピード出版ラボ株式会社です。
代表の福田達也さんは、大手メーカーで10年間、AIやITの研究開発に従事してきた技術者です。極めて高度な「生成AIの実装技術」と、洗練された論理的思考(三角ロジックなど)を併せ持つ方でした。
一方で、事業化に向けた経営リソースは十分とは言えない状況でした。
そこで、わたしたちはベンチャービルダーとして参画し、事業の立ち上げから伴走することにしました。
創業から数ヶ月で、AI研修の受講者は300名を突破。
法人クライアントも獲得し、現在も着実に成長を続けています。
けれど、わたしが本当に嬉しかったのは、数字の伸びそのものではありません。
長年の研究と実践の積み重ねによって磨き上げられてきた力に、きちんと光を当てられたこと。
そして、彼が地道にコツコツと築いてきた技術や思想が、社会から正当に評価され始めた瞬間に立ち会えたこと。
それが、何より嬉しかったのです。
仲間と共に挑戦し、豊かな未来をつくる
もちろん、事業が成長することは嬉しいです。
でも、それ以上に嬉しいのは、関わる人や仲間が成功し、より豊かになっていくことです。
仕事で成果を上げ、経営者として力をつけ、自信を持って歩んでいく。その姿を見られることが、何よりの喜びです。
一人で成功するよりも、仲間と成功するほうが面白い。
わたしは、そう心から感じています。
もしあなたが、いつか独立したいと考えているなら。
一人で戦うのではなく、誰かと共に挑戦したいと思っているなら。
そんな志を持つ方と、どこかでご一緒できたら嬉しいです。
事業インキュベーションを通じて、技術を社会へ、志を未来へ。
これからも仲間とともに、挑戦を続けていきます。