【第16回】ヨーグルトを食べるベストなタイミングは?健康情報のウソとホンネ
「いつ食べるのが正解?」「どれくらいの量を食べればいい?」といった定番の疑問から、世の中にあふれる健康情報の“嘘と本音”まで林和彦が語ります。ヨーグルトマニア向井智香さんとのトークでは、腸内環境を整える体感の大切さ、発酵食品づくりの裏側、さらに神グルトの海外展開の可能性まで話題が広がります。 ライブならではの率直なやりとりも必聴の最終回です。
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📖第16回テキスト版
🎶2025年12月8日に開催した初のライブ配信。第4回にわたってヨーグルトマニア・向井智香さんをお迎えしてきた本シリーズ、いよいよ最終回です。
🍨アイスに味噌……
神楽坂乳業の今後の展望は?
【ゲスト】
ヨーグルトマニア/一般社団法人ヨグネット代表理事。大阪府出身。
同志社女子大学大学院文学研究科修了。
2011年に森永乳業から発売されたギリシャヨーグルトに衝撃を受け、SNSでヨーグルトのレポート掲載を開始。
25年12月現在での掲載商品数は3400種類以上。
日本各地を巡り、地域ごとの酪農・乳業の歴史や産業的価値、ヨーグルトの食文化を独自に研究。
ワークショップ、講演会、メディア出演等を通してその価値を語る。
22年には日本のヨーグルトを図鑑のように紹介する書籍『ヨーグルトの本』を上梓。
その翌年に一般社団法人ヨグネットを設立し、日本各地の中小乳業メーカーや六次化牧場を会員に迎えて「ご当地ヨーグルト」の魅力訴求に従事。
Podcast番組「ヨグネットのご当地ヨーグルト便り」不定期配信中。
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林 いつもの放送でもよく言うんですけど、神グルトって食品なので「用法・用量」は言えないんですよね。ただ、いちばん多い質問が「どれくらい食べたらいいですか?」「いつ食べたらいいですか?」なんです。
私は正直、世の中に出回ってる健康情報って98%くらい嘘だと思っていて。
早川 そうですね、今、色々な情報が広まっていますから……。
林 医者とか研究者でもかなり適当なこと言ってる人いますよ。だって、自分の身体で実験してはいないんだもん。でも自分でやっている人は、そんなにいい加減なこと言いません。
声の大きい人、多数派が口にする意見が正しいと認識されて広まっている情報が多すぎるんです。
それで冒頭の質問「いつ食べたらいいですか?」についてですが、よく言われているのが「夕食後」。でも、この回答に実験的なエビデンスはないんです。
夕食後に食べると、胃酸が食事で中和されるから菌が生きたまま腸まで届きやすいっていう筋書きのこんな説が広まっているんだけど、生きたまま届く必要があるのかというところがすでに疑問なんですよね。
神グルトに入っている菌はいわゆるエリートだから、ちゃんと全部、生きたまま便になるまで生きています。ただ、生きてるか死んでるかって、実はそこまで本質じゃない。体内に侵入したウイルスや細菌などの有害な異物を、免疫細胞が認識して攻撃したり排除したりしようとする一連の防御反応を免疫応答と言うんですが、口から入ってきたタンパクやペプチドは、形が残っていれば死んでいても免疫細胞が認識する。もちろん生きていれば乳酸を作りながら流れていったり、自分自身が餌になったりもするけどね。繰り返すけど、胃酸が食事で中和されるから菌が生きたまま腸まで届きやすい、だから便秘に効く、というのはちょっとずれてる説なわけです。
便秘に一番効くのは、本当は朝の空きっ腹。朝、空腹の状態で神グルトを食べるとそのままダイレクトに流れていきますから、下剤じゃないけど刺激にはなります。だから朝空腹で食べると午前中に便意が来る人は多いですね。
早川 体感って大事ですよね。僕はヨーグルトマニアじゃないですけど健康マニアではあるんで、今って「乳製品は取らないほうがいい」って情報も多いじゃないですか。僕もグルテン含めて乳製品を避けてた時期があったんですけど、先生の神グルト食べたらめちゃくちゃ便通もいいし正直びっくりしました。腸内環境、相当こだわってたつもりで検査も色々やってたのに全然ダメだったのが、明らかに良くなりました。
甘くないヨーグルトが好きなタイプだったから、オリゴ糖たっぷりの神グルトってどうなんだろうと思ってたけど、今はすごく調子がいいですね。
向井さんは、ヨーグルトを食べるタイミングとか意識されてます?
向井 私はもう、一日5食とか食べちゃってるので(笑)。正直タイミングはあんまり気にしてないです。
そうそう、それで前回の記事のおわりの話なんですけどね。
神グルトのオリゴ糖の話は本当に面白いなと思っていて。普通の乳業メーカーさんだと「腸内細菌のためにオリゴ糖を入れました」って商品設計になると思うんですけど、林先生の場合はお医者さんとしてのノウハウもあって、どこまで入れたらどうなるかってところまで踏み込んでいる。私たちが食べて「程よくスルッと来る」っていうところに挑戦してるのが全然違うなって思いました。固定観念がないからできることだなって。
林 まあ医者だったっていうのはありますね。消化器外科医で薬に慣れてたし。でも発酵って本当に奥深いですね。実は今、味噌も作り始めているんですよ。
早川 僕もいただいたんですけど、めちゃくちゃおいしいです。
向井 すごい!
林 アイスも作ったし。味噌もいけるなと思っています。
向井 味噌って何カ月も、下手したら何年も発酵しますよね。
林 うん、やっぱり私は研究者タイプで、普通は赤味噌なんかだと仕込みに2年くらいかかると言われているんですよね。でも「本当に2年かかるかな?」って思って、温度をもっと上げて発酵を進めたら、3カ月くらいでかなりいい感じになるんですよ。香りも強いし、今までにない味で普通に美味しいです。
医療業界って、「監修」とかの関わりはそれなりにあるかもしれないけれど、これまで真剣に向き合ってきた人が少ないと思っていて。せっかく生物学や医学を学んでいる人が関わるなら、人体という観点で食品と関わるのも面白いと思っています。
🫢「正直、神グルトって
この価格でいいんですか?」
早川 向井さんから見て、神グルトについて「もっとこうした方がいい」と思うことはありますか?
向井 そんなそんな。何か提案できることがあるわけではないんですが、……神グルトについて思うこととして、価格は、消費者さんにはなかなか伝わりにくいですよね。量産メーカーではないし、オリゴ糖や聞いたことのない菌を使っている分、コストもかかるじゃないですか。この番組で製造の背景を聴いて「この価格で足りているのかな」と思う人も多いはずです。
こういうことを知っていただくためにも、私は先生がこの番組を始めてくれたのがすごく嬉しいんです。
林 ありがとうございます。
最初は、InstagramやTikTokで情報発信していたんですが、SNSのショート動画の1分で、自分の想いを絶対に伝えきれないと思って。だからこのPodcast番組を始めたんです。
早川 ショート動画は、最初の3秒で離脱される世界ですからね。
林 腹立っちゃうよね。
早川 最後に、視聴者の方からいただいている質問を読ませていただきます。
【質問】出張が多いので、神グルトを常温で持ち運べる形にできませんか?
林 一番現実的なのは粉末化でしょうか。ただ、神グルトのような粘性のあるヨーグルトをまずフリーズドライにするのがね。実際粉状のヨーグルトって存在しているけども、神グルトでやるとなると、技術的にかなり難しいんです。菌自体は強いので粉にしても生きますが、食品としてどう扱うか、乳製品なのかどうか、そこも難しい。液状で持ち運ぶのもハードルが高いですね。
早川 向井さんは、お仕事で海外に行く機会はありますか?
向井 今はまだですが、海外ヨーグルトは研究したいです。
林 もう、日本はやり尽くしたでしょう(笑)。
向井 いや、まだまだです!
モンゴルの遊牧民の生活に入り込んで、馬乳から作るヨーグルトや、硬いヨーグルトケーキを作る文化も面白いですし、西アフリカにも興味があります。
早川 これからますます、世界に広がっていきそうですね。向井さん、今回はゲストにお越しいただき、ありがとうございました!(了)