脱線してもこの通り!伝筆初級セミナー
はがき3枚に清書する、伝筆初級セミナー。
練習も含めると、かなりな文字数を描きます。
筆ペンを初めて握るという方でも、自分でもびっくりするような作品を仕上げられます。
いまだかつて、わたしは描けなかったという方には出逢っておりません。
この日ご一緒したYさんは、一昨年に伝筆体験セミナーにご参加されました。
伝筆初級セミナーはずっと気になっていたけれど、なかなか環境が整わずな状況だったそうです。
そんな折、わたしの伝筆年賀状が届いたことがきっかけで、お申し込みをいただきました。
忘れずにいてくださって、とってもうれしかったです。
Yさんは手芸がご趣味で、しかも普段からイラスト入りのタグをつけたりして人にちょっとしたプレゼントをされるのが大好きだと。
セミナーはそういったお話を伺いながら、脱線しまくり。
こーんな天ぷらのイラストをしゃらしゃら~と描かれて、ちゃちゃちゃっとパステルでお化粧されました。
こちらは自由作品の「天晴れ」の練習用紙なんですよ。
ここだけ切り取ったら、料理屋さんのお品書きみたいですよね。
はがきを横にした「天晴れ」が完成!
ここでわたしからの無理難題、“縦でも練習なしで描いてみましょうか?”に
見事に応えてくださったYさん、恐るべし。
いっぱい笑った楽しい初級セミナーでした。
Yさん、ありがとうございました。
Yさんは書道もされていたし、もともと文字を書くのが大好きな方。
だから自由作品を2枚も仕上げられたのかもしれません。
マンツーマンだったこともありますしね。
でもね、伝筆初級セミナーで伝筆7つのコツを学んで、コツごとに練習を重ねていただくと、最後の自由作品を描く頃にはしっかり力がついているんです。
テキストにある見本を真似るだけでなく、その見本を自分なりにアレンジすることもできるようになっています。
自分で言葉を考えて、自分でレイアウトを考えて…。
その人その人に応じて、最善の方法で自由作品を仕上げていただいています。
描けるようになるように徹底的に教えています。
なぜ、初めての人が自分で考えて描けるようになるのか?
それは、わたしがしつこいのもありますが…。
伝筆は、他のどの筆文字とも違って、
再現性という点において、考え抜かれて設計されているからなのです。
「筆文字が描けたら」という一つの憧れから、
誰でも描けるようになるコツを集め続け、できあがったのが伝筆だからです。
◇伝筆初級セミナーについて
伝筆は筆ペンで描く書道と言ってもいいと思います。
自分の字にコンプレックスを持っている人でも、
自分の字を愛しく思えるような筆文字が描けるようになる、
伝筆の基礎となる再現性の高い7つのコツを丁寧に教えています。
それが、伝筆初級セミナーです。
書道教室のように何度も通わなくても、半日で基礎を学べます。
後はご自身で楽しみながら練習することで、どんどん自分のものになっていきます。
楽しくかつ、集中して進行しますので、4時間半があっという間です。
漢字1作品、ひらがな1作品、10文字以内の自由作品、合計3作品を完成させます。
パートごとに休憩を挟みます。
90分×3=270分 4時間30分
1.漢字1作品
2.ひらがな1作品
3.自由作品1作品 (10文字以内)
受講料 23,760円税込 事前振込
ランチ付き等は23,760円税込以上、または飲食代実費精算となります。
テキスト・見本付
修了証は受講後に伝筆協会ホームページよりご自身で申請いただいております。
再受講10,000円税込 事前振込
テキスト持参、額なし
一度伝筆初級セミナーを受講された方も、ブラッシュアップにいらしてください。
何度受講いただいても構いません。
そのたびに新しい気付きがたくさんありますよ。
持参物
・ペンてる筆ペン太字黒XFL2B
当日1,080円税込で販売もしております。
・練習用A4サイズの用紙30枚ほど
広告裏やコピー用紙等で結構です。
下敷き、はがき等はこちらで用意いたします。
自由作品は(インクが乾いたら)額に入れてお持ち帰りいただきます。
受講後、筆ペン1本、カートリッジ、下敷き等のセットを心ばかりプレゼントしております。
その時々で中身は若干変わります。
次回、伝筆初級セミナーは4月14日(日)です。
自分の心にある、形のない想いや気持ちを、伝筆(つてふで)という見える形にして、
大切な人へ、大切に伝えます。
文字を描くのに年齢制限はありません。
50の手習いと言われるように、50歳からでも60歳からでも「生涯の技術」として、
伝筆をはじめていただけます。