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Suzu Works

愛に溢れた人生を

2019.03.09 07:52

昨日Twitterにて出産のご報告させていたただきましたところ、たくさんの方に祝福いただきました。

ありがとうございます。

愛莉、よかったね。

たくさんの人がおめでとうって言ってくれたよ。

産まれてきたことをおめでとうって言ってもらえるの、嬉しいね。

大きくなったら、皆さんのたくさんの愛に囲まれて産まれてきたことを教えてあげようと思います。

ここまでのことを忘れないように自分のメモという意味でも書き記しておこうと思います。



愛莉を授かったとわかったその日、色々あって、心が疲れてしまっていました。

そんなタイミングで自分のからだのなかにもう一人いるとわかり、なんだか変な運命のようなものを感じました。


この子のために頑張れ負けるなと言われているような。


結婚して一年経ちましたし、家族計画についても話し合っていたので覚悟はしていた。

つもりでした。

母になる覚悟なんて理想みたいなもので、現実を知らなすぎたなと。


夏に主演舞台が決まった矢先でしたが、ここまで健康体で来た私だし、全然余裕でしょ。ギリギリまで色んな舞台立ってやろう!と思ってました。


でも、稽古が始まると、とにかく悪阻がひどくて。テレビでよく見る「うっ・・・あなた、出来たかも・・・」みたいな、悪阻ってたまに気持ち悪くなるようなもんだと思っていたのに、なめてました。

稽古が始まる頃には毎日毎日車酔いのような、胃腸炎のような気持ち悪さが始まりました。


何を食べたいかもわからない。空腹になると気持ち悪い、でも食べたところで気持ち悪い。ところ構わず吐く(汗)

自分の出番が終わるとトイレに行ったり、休憩時間にすみっこに寝転がったりして・・・主演なのに、ゲストさんいるのに、申し訳なくてこんな稽古場態度の自分が心底嫌になりました。

でもやると決めたことをやめたくない意地もあり、メンバーに助けてもらいながら、無事に本番を走りきることができました。


やりきった・・・!と思うと同時に、こんな体調で迷惑かけながら舞台に立つことはできないと思い、役者休業を決めました。裏で私がやれることをやろう!と。


でも決めたのに、あの役ほんとは私がやるはずだったのになとか、ローステもお客様の前でお礼が言いたかったのになとか、イベントだって15周年公演だって出たかったのにとか、作業しながらよく泣いてました。

私、お芝居やるのこんなに大好きなのになんで立てないんだよって毎日のように落ち込んで。


大きくなっていくお腹、なくならない気持ち悪さ、今までに感じたことのない息苦しさや体調不良、おまけにいぼ痔(笑)、何もかもが嫌でした。健康体だった自分が思い出せない日々。

健康体の私を返せ!作業したくたって気持ち悪くて起きられない!あなたばっかりいつも通り好きなことやれて、私ばっかり我慢してずるい!もう嫌だ!子供なんてほしくなかった!ってパパ(いつもはおじさんって言ってるけど今回は敢えて)に八つ当たりして・・・正直、幸せそうなキラキラした妊婦生活を想像してた私にはこんなの聞いてない!みたいなことばかりで、自分の気持ちや体調に何もかもが追い付かなくて、心が折れていました。


そんな私を見捨てず、なにか食べたいものある?手伝えることある?無理しなくていいよ、やれることは俺がやるよとパパが支えてくれました。自分だって沢山の事かかえて大変なのに、私の心配ばかり。ごめんね、いつもありがとう。

そしてメンバー皆が助けてくれました。もちろん今も。私の分の仕事を皆がやってくれてる。本当に本当にありがとう。



とにかく、今まで好き勝手やって来た私が、好き勝手やれなくなって、心がバキバキに折れて、今までにない心の状態になり。。。前向きになれるときはなれるんだけど、次の瞬間もうどっか消えたくなるみたいな・・・これがマタニティブルーですかね(笑)

こんなになるなんて思ってもみなかったです。


そんな状態を繰り返しつつも、3/2 19:00ぴったりに、娘を出産いたしました。

産まれた瞬間は実感がなく、あー終わったーくらいしか・・・。

しかもちょっと色々あってすぐNICUに連れてかれちゃったので、より、あれ?私産んだんだよね??みたいな。

保育器の中の愛莉を見ても、この子がお腹に入ってたのか・・・おー・・・うーん・・・。鼻のチューブと点滴痛そうだなぁ・・・なんか線いっばいだなあとどこか他人事。


母子同室の病院だったから入院中周りの先に産んだお母さんたちが子供連れて歩いてるのに私は一人病室で、余計に実感がなく・・・。


ところが、何度か会いに行って、保育器から出られたとき「だっこしてみる?」と言われて抱っこしたら、うわぁ・・・これ、私とパパのこどもか・・・って。ちいさいなぁ。そっか、育てなきゃ死んじゃうんだ・・・って少しずつ自分の中に何かが湧いてきて。

妊娠なんてしたくなかったとか、もうやだやめるとかいってごめん、早く元気になってって泣きました。


産まれて4日目に母子同室になって、まだ出ないけどおっぱい吸わせていっぱいぎゅってしてたら、なんかまた涙出てきちゃって。。。


愛しくて泣けるって、そんな感情が自分にあることに驚きでした。


正直、あんまり子供好きじゃなかった私ですが、愛莉に出会って、無償の愛ってあるかもしれないと思うようになり、この子を生かさねばという使命感も湧いてきました。少しずつ。


愛莉、ありがとうね。産まれてきてくれて本当にありがとう。

たぶん私のことだから、またもう嫌だ!とかたくさん思うんだろうけど、愛しくてたまらないと感じたこの気持ちは絶対嘘じゃない。この気持ちを思い出して頑張る。


今とっても愛莉が大好き!そして愛莉に会わせてれたパパのことももっと大好きになりました!


辛いことばっかりの妊婦生活だったけど、こんな幸せな瞬間があるなら、頑張って良かったな。


とりとめもない感じで長々と書いてしまってごめんなさい。

妊娠して、今まで知らなかったことをたくさん知れました。

悪阻やその他の症状も妊婦生活は人それぞれ全然違うから、妊婦さん見かけたら優しくしようと改めて思いました。

母子ともに健康って言っても、母体はダメージ受けてるし、子供だって全員が全員なんの問題もなく産まれてるわけじゃないし、産んで、生きてるって当たり前じゃない、奇跡だし!

自分が経験しなきゃわからないことでした。

経験できて良かった。

次は人生初の育児です!どうなることやら・・・💦


愛莉には、愛に溢れた人生を送ってほしいです。


私が家族や周りの人にたくさん愛をもらったのと同じように。


ママ、一緒に頑張るから、これからよろしくね。



そしてみなさん、今後とも伊藤家4人(マルも!)をどうぞ宜しくお願い致します!!




P.S.おじいちゃん

ひ孫が産まれたよ!授かったことを報告したとき喜んでくれたよね。絶対おじいちゃんに抱っこしてもらって、あわよくば面倒見てもらう!って言って一緒に笑ったね。

本当はそれが叶わなくてすごく残念。

でも、おじいちゃんの育児を見本にして、愛莉を育てていくから見ててね!頑張るよ。私。