私の部下は、AIになった。── Claudeは、静かに進化していた。
私は、ChatGPT、Claude、Geminiを使い分けている。
Claudeは「文章がうまい」という印象だった。
だから文章を作ってもらう。それだけだった。
でも今週、違うことが起きた。
「私、HTMLでメルマガ出してるんです」
一言そう言っただけで、ClaudeがHTMLを書いてきた。
作ってとも言っていない。
しかも、私には絶対作れない形で。
読みやすくて、デザインが整っていて、
世界観まで合っていた。
え、何これ。
次は小冊子だった。
私のことを何も知らないClaudeと、
初めましての対話から始めた。
最近の3つのセミナーの話をしていたら、記事が五、六個できた。
「小冊子にしたい」と言ったら、
「PDFにしますよ」と返ってきた。
あっという間に完成。
今までなら一日仕事。
それが三時間で終わった。
驚いたのは、スピードじゃない。
対話しながら、
世界観ごと形にしてくれたことだ。
聞いてくれる。
拾ってくれる。
納品できる形まで仕上げてくれる。
しかも、記憶がない。
毎回、初対面。
だから私がちゃんと話さないと通じない。
その緊張感が、むしろいい。
初めましての人に話すように、
丁寧に言語化する。
するとClaudeも、ちゃんと返してくれる。
ChatGPT、Claude、Gemini。
三つそれぞれに役割がある。
ChatGPTは、日常の対話相手。
思いついたことをぽんぽん投げる。
Claudeは、作品を作るときの相手。
世界観を、完成形にしてくれる存在。
ふと、気づいた。
サラリーマンを9年やった。
マクドナルドでマネジメントを覚え、
アパレルで世界観の作り方を覚えた。
組織を回すとはどういうことか。
人を動かすとはどういうことか。
それは、身体に入った。
その後、対話の仕事を20年。
人を引き出して、
構造を聴いて、
場を作ってきた。
バラバラに見えていた。
でも今、全部が動いている。
ChatGPT、Claude、Gemini、Grok。
それぞれに役割を与えて、
それぞれの得意を引き出す。
自分のブランドを、回していく
29年分のスキルが、
AI時代に一気に回収された。
そして気づいた。
Claudeは、静かに進化していた。
Art of Being|堀口ひとみ