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【物 流】オリックス自動車など3社 自動運転セミトレーラーで初めての公道実証

2026.03.02 00:50

オリックス自動車、センコーとロボトラックの3社で構成される「L4物流自動運転トレーラー推進協議会」は、開発成果を踏まえ、センコーが中継輸送を目的として展開する拠点「TSUNAGU STATION 浜松」と「TSUNAGU STATION 新富士」間において、セミトレーラー型自動運転トラック(以下:自動運転セミトレーラー)を活用した初の公道実証走行を2026年2月10日に開始した。

同協議会は、国土交通省による「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」の採択を受けたコンソーシアムで、ロボトラックが自動運転セミトレーラーの技術開発を担い、オリックス自動車は多様な自動車関連事業で培ったサービス開発の知見を生かした事業検討を行う。センコーは実物流フィールドの提供を通じて、3社がそれぞれの強みを生かしながら、自動運転セミトレーラーの社会実装を目指した公道実証走行に取り組む。

実証はドライバー同乗で、必要に応じて即時介入できる条件下で行われる。セミトレーラーは車両全長や連結構造に起因する操舵や制御の難易度が高いとされるが、ロボトラックは独自AI(人工知能)を用いた制御技術で対応を図る。今回の走行では、高速道路における安定走行の確立に加え、発着地でのトレーラー交換を想定した中継輸送の有効性も検証する。トレーラーと荷台を分離して運用できるため、積み降ろし時間と走行を切り離し、稼働率向上を狙う。

公道実証走行では、高速道路上における安全かつ安定的な無人走行技術の確立を主な目的とし、新東名高速道路・新富士ICから、新東名高速道路・浜松SAスマートICまでの区間において、ロボトラックが技術開発した自動運転セミトレーラーの公道実証走行を実施する。発着地として設定する「TSUNAGU STATION」では、中継輸送を想定したトレーラー交換による物流効率化の検証を行う。

セミトレーラーは、一般的なバン型トラックと比較して積載量が増加することに加え、トラクタ(牽引車)とトレーラー(荷台)を分離して運用できる。トレーラーのみを物流拠点で交換することで、積載貨物の積み込み・荷下ろし作業時間を走行から分離できるため、トレーラーはすぐに次の輸送へ移ることができる。さらに自動運転と組み合わせることで、ドライバー不足による物流現場の停滞も解消できるため、トラクタの稼働率向上と物流オペレーション全体のさらなる効率化を見込む。

3社は実証結果を踏まえながら、今後は関東~中部、さらには関東~関西へと実証区間の段階的な拡大を目指す。有人区間と無人区間を組み合わせた運行モデルおよびセミトレーラーを活用した中継輸送の有効性を検証し、自動運転トレーラーの早期の社会実装ならびに商用運行の実現に向けて、共同で取り組みを加速する。ドライバー不足が深刻化するなか、自動運転セミトレーラーを軸に幹線輸送の効率化と商用化を目指す。


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